Brassaï ブラッサイ
-ポンピドゥーセンター・コレクション展
2005.8.6(土)—9.25(日)
- 開催期間:2005年8月6日(土)~9月25日(日)
- 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
- 料金:一般 1,000(800)円/学生 900(720)円/中高生・65歳以上 800(640)円
- ※各種カード割引あり
( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料
パリのポンピドゥーセンター(フランス国立近代美術館産業創造センター/ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター)は、その超近代的な建築でパリ観光の名所のひとつとされていますが、膨大な近代・現代美術のコレクションによる秀逸な展覧会を開催する美術館としても知られています。なかでも、フランスを代表する写真家ブラッサイの写真、素描、彫塑からなるコレクションは世界有数の作品数を誇り、2000年に開催された 「ブラッサイ」展は国内外で大きな成功を収めました。<ブラッサイ>ことジュラ・ハラースは、1899年現ルーマニアの都市ブラショブに生まれ、のちにその名が転じて<ブラッサイ>と名乗るようになりました。画家を志した彼はハンガリーとドイツに学び、1924年ジャーナリストとしてパリに渡ります。その後、アンドレ・ケルテスの手ほどきで写真を始め、夜更けの街や裏通りを練り歩きながらカフェやバーを巡り、猥雑でありながらも人情味あふれる1930年代初頭のパリを描き出しました。こうして、1932年に発表された『夜のパリ』(序文ポール・モラン)は、各界から絶賛され、一躍脚光を浴びたのです。今回、当館ではポンピドゥーセンターの企画協力を得た日本唯一の巡回展として、代表作「夜のパリ」「落書き」をはじめ、実験的な 「ミノトール」誌での仕事や、ハーパース・バザー誌で発表された「昼のパリ」など193点の写真作品に加え、ベルリン時代とパリ時代の貴重な素描8点、彫塑作品33点の未発表作品を含む全234点を展示。20世紀の巨匠、ブラッサイの全貌に迫ります。
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カフェの恋人たち、イタリー広場、1932年頃
国立ジョルジュ・ポンピドゥー芸術文化センター、国立現代美術館/産業創造センター蔵
落書き、1935−1950年頃
国立ジョルジュ・ポンピドゥー芸術文化センター、国立現代美術館/産業創造センター蔵
舟漕ぐ人、1934年頃
国立ジョルジュ・ポンピドゥー芸術文化センター、国立現代美術館/産業創造センター蔵