スクールプログラム
東京都写真美術館では、児童・生徒が作品との出会いにより豊かな体験学習を行うことのできる、多彩なスクールプログラムを実施しています。
鑑賞や制作・表現の活動を通して主体的な学びを促進し、子供たちの「生きる力」をはぐくむことのできるプログラムを多数ご用意しています。
基本メニューを中心に、担当の先生のセレクトに応じて個別に相談しながら、学校ごとに最適なプログラムを組み立てていく、プリフィックス方式。
来館の他にオンラインでの授業も行います。
当館のスクールプログラムを、ぜひご活用ください。
〇スクールプログラム パンフレット【2Mb PDF】
〇スクールプログラム パンフレット(特別支援学校、特別支援学級)【1.4Mb PDF】
東京都写真美術館のスクールプログラムの5つの特徴
- 特徴1:1回の来館で制作と対話型作品鑑賞の両方を体験できる
- 特徴2:来館がむずかしい場合はオンラインでの授業も可能
- 特徴3:児童・生徒が能動的に参加する「アクティブ・ラーニング」の手法で「生きる力」をはぐくむ
- 特徴4:鑑賞と制作の相乗効果で、写真・映像の楽しさと仕組みを深く理解ができる
- 特徴5:出来の良い作品をつくることよりも、写真や映像の仕組みを全員が理解することに重点を置き、児童・生徒それぞれの気づき、発見、発想に基づいた制作プログラム
●プログラム紹介
<美術館で体験できるプログラム>
来館いただき、スタジオ(ワークショップルーム)にて、鑑賞や制作のプログラムを実施します。スタジオでの活動後、展示室での展覧会自由見学により、本物の作品との出会いを実現し、スタジオでの活動をよりいっそう深めることができます。
※下記の受け入れ可能人数は目安です。来館当日の社会状況に応じて変化しますので、お問い合わせください。
A. アート思考が目覚める鑑賞体験——対話型作品鑑賞

それぞれが作品を見て感じたことを率直に話し合い、お互いの発言を共有しつつ鑑賞を進めていきます。グループでの対話により、一人では気づかなかった作品の魅力や多様な見方を知ることができるとともに、観察力、洞察力、想像力、傾聴力、発言力、語彙力など児童・生徒のさまざまな「生きる力」=「アート思考」をはぐくみます。
当館特製の「色と形と言葉のゲーム」(実用新案登録)を使い、同じものを見ても考え方がそれぞれ違うことを楽しく体験し、その後、会場またはスタジオ壁面にプロジェクターで投影し、全員で対話をしながら、じっくり作品を鑑賞します。
※当日は展覧会自由鑑賞の時間をご予定ください。
(受入可能人数:30名程度)
B. 暗室での写真制作体験——フォトグラム

暗室で「写真を焼きつける」体験、昔ながらのモノクロ写真印画紙を用いてプリント技法を体験します。フォトグラムは、様々なものの影や形を印画紙に直接写し取る制作方法です。カメラに頼らない自由な造形活動により、もののかたちの多様さを実感しながら、写真ならではの光と影による表現を体験できます。
モチーフは各自が持参したもの、または当館で用意しているものを使用することができます。
(受入可能人数:30名程度)
C. 手作りアニメーション体験——おどろき盤とマジカループ

おどろき盤(フェナキスティスコープ)は、19世紀を起源とするアニメーション装置です。特製の円盤形の用紙に自由に絵を描き、鑑賞することを通してアニメーションの仕組みを体験的に学びながら、世界にひとつしかないおどろき盤を制作します。
また「おどろき盤」を元にしたWebアプリ「マジカループ」では、タブレット端末やPC等のデジタル・デバイスを活用して回転アニメーションの世界を体験的に学ぶことができます。
(受入可能人数:35名程度)
〇お申し込みの流れ
- STEP1 電話で美術館に連絡
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当館での体験プログラムを行う予定がありましたら、まず、下記までお電話でご連絡ください。
学校名、学年、人数、実施希望日時、ご希望の内容などを伺います。
申し込みの締め切りは、実施の2ヶ月前です。 - STEP2 事前打ち合わせ
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担当の先生に下見をかねてご来館いただき、当館の担当スタッフと詳しい内容を打ち合わせます。当日の滞在時間、来館方法、時程、昼食の場所の確保の要・不要、
来館の目的(授業のめあてなど)などをご説明いただき、当日の流れ、プログラムの内容、持ち物を相談しながら決定します。また、館内の様子やトイレなどの動線、当日鑑賞する展覧会を下見し、ご確認いただきます。
- STEP3 (必要な場合は)観覧料減額免除のお手続き
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教育活動でのご来館の場合、都内の小・中・高等学校等の児童生徒、およびその引率者は展覧会観覧料が減額または免除となりますのでお手続きください。
申請手続きのご案内→[pdf_103kb]
申請書はこちら→[pdf_85kb] - STEP4 当日までに
- 事前授業などで、美術館でのルールやマナー、当日の持ち物などを、あらかじめご確認ください。
- アクセス
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●恵比寿駅から
東京メトロ日比谷線恵比寿駅1番出口より徒歩約10分、JR山手線、埼京線、高崎線、新宿湘南ライン、りんかい線恵比寿駅より徒歩約7分。
*恵比寿駅は次のバスも通っています。東急バス「恵32」用賀、祐天寺行き、「田87」田町駅行き -
●目黒駅から
東急目黒線・目黒駅、権之助坂方面出口経由西口、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線、JR山手線・目黒駅西口より徒歩13分。
*目黒駅は次のバスも通っています。都営バス「黒77」千駄ヶ谷駅前行き、「橋86」新橋駅前行き、東急バス「黒06」三軒茶屋行き、「黒02」都立大学駅経由 二子玉川駅行き、「東98」東京駅南口行き
東京都写真美術館 事業企画課 教育普及担当
TEL:03-3280-0076
FAX:03-3280-0033
●先生のためのプログラムTOPティーチャーズWeek

都内の小・中・高等学校・特別支援学校の先生ならどなたでも、当館主催の展覧会を無料で自由にご覧いただける一週間です。写真や映像作品のモチーフ、仕組みだけではなく、展覧会の構成やテーマ、作品の展示方法など、学校の授業や学校展覧会のヒントが盛りだくさんです。この機会に、まずは先生方に本物の写真・映像作品に触れていただき、写真・映像作品を活用した授業展開のヒントや、学校での来館のご検討や、自己研鑽にお役立てください(事前申込制です)。
〇TOPティーチャーズWeek パンフレット【1.3Mb PDF】
実施期間・対象展覧会 | 申込受付期間 |
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第1回 2023年8月11日(金・祝)~8月18日(金) 「TOPコレクション 何が見える?『覗き見る』まなざしの系譜」 「本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語」 「風景論以後」 |
2023年7月10日(月)~8月7日(月)必着 |
第2回 2023年10月27日(金)~11月3日(金・祝) 「ホンマタカシ(仮称)」 「見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol.20」 |
2023年9月15日(金)~10月17日(火)必着 |
第3回 2024年3月1日(金)~3月8日(金) 「イメージと記憶(仮称)」 「恵比寿映像祭2024」 |
2024年1月20日(土)~2月20日(火)必着 |
- 【申込方法】*事前申込制です
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ご希望の方は、上記の各回申込受付期間内に、参加希望回、お名前、担当教科、学校名、学校住所、学校電話番号、メールアドレスを明記のうえ、メールでお申込ください。
申込メールアドレス topsppp_1530062@topmuseum.jp
東京都写真美術館 事業企画課 教育普及担当宛
- 【入場方法】
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お申込みいただいた方には、折り返し参加証をお送りします。
当日は参加証(期間中有効)をプリントアウトしてお持ちいただき、各階展示室入口でご提示ください。
*ご利用はお申込者ご本人に限ります。
*各展覧会に入場できるのはそれぞれ1回ずつとなります。
*すべての展覧会を同日中にご覧いただけない場合は、ティーチャーズウィーク期間中であればご利用いただけます。
*参加証は期間中のみ有効です。