本日は開館しております(10:00-18:00)

制作者不詳 題不詳(家族像)1840-1859 年
3F 展示室

コレクション展 こどもの情景 

こどもを撮る技術 

2011.7.169.19月・祝

  • 開催期間:2011年7月16日9月19日月・祝
  • 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
  • 料金:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円
  • ※各種カード割引あり

( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/
小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料

毎年ひとつのテーマに基いて、収蔵作品約2万5000点から選りすぐった珠玉の名品で構成する東京都写真美術館コレクション展。平成23年度は「こどもの情景」をテーマに3期にわたって展開します。5月にはじまった「こどもの情景―戦争とこどもたち」に続き7月16日からは、「こどもの情景―こどもを撮る技術」を開催します。

親は誰でも、こどもの今を永遠に残したいと思います。しかし、こどもは静止していられません。写真が登場した19世紀、世界初の写真方式であるダゲレオタイプの技術では瞬間を切り取ることができず、静止できないこどもたちの姿はぶれてしまいました。それでもこどもを撮影する努力は続けられ、写真初期の技術において、人々はこどもをいかに静止させるか考え、その姿を写真に留めたのです。また、演出写真や芸術写真にも、アノニマス(匿名的)なこどもの姿が登場します。カメラを持つことが一般的でなかった時代にも、一握りの人々が様々な角度、視点、技術でこどものイメージを発信し続けたのです。本展はいかにしてこどもを撮影するかを、多彩な作品と写真の歴史からひもとくとともに、展示室内に体験コーナーも特設。こどもを中心に、観る・撮るの両面から写真を楽しめる空間を展開します。

ぜひカメラを持ってご来場ください。こどもたちも一緒に、みんなで楽しめる展覧会です。

 

<展示構成>

Chapter1:写真技術史とこども
Chapter2:表現の中のこども
Chapter3:光で変わるこどもの写真(体験コーナー)

 

<主な出品作家>

ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット、フェリーチェ・ベアト、ナダール、江崎 礼二、小島 柳蛙、下岡 蓮杖、ジュリア・マーガレット・キャメロン、ユージン・フランク、エドワード・ウエストン、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・キャパ、ハロルド・ユージン・エジャートン、黒川 翠山、堺 時雄、大久保 好六、小川 月舟、河野 龍太郎、小石 清、東松 照明、森山 大道、篠山 紀信 ほか

 

そのほか、カメラ・オブスキュラ、ダゲレオタイプカメラをはじめとするカメラや写真機材などの展示があります。

 



題不詳(子供の花売り) 下岡蓮杖 1862‐78年
マーガレット ジュリア・マーガレット・キャメロン  1860-70年頃



縄跳びするマリー・ルー ハロルド・ユージン・エジャートン 1940年
こどものヌード 《『カメラワーク』第三十一巻 1910年7月》より フランク・ユージン 1910年頃
写真を撮るウーナ、1977年「いまだ失わざる楽園」あるいは「ウーナ3歳の年」《静止した映画フィルム》より ジョナス・メカス 1977年 



愛い児 黒川翠山 1906-1910年頃

□主催:東京都 東京都写真美術館
□協賛:凸版印刷株式会社
□協力:講談社/コメット株式会社/ミツギ写真


関連イベント

「写真のこどもに手紙を書こう。」コンクール 
東京都写真美術館では「こどもの情景」展に関連して、写真作品を通して芸術文化に対しての理解を深め、
こどもの創造性と豊かな精神を養うことを目的に「写真のこどもに手紙を書こう。」コンクールを実施いたします。(主催:東京都写真美術館、NPO法人日仏子供ヴィジョン 後援:フランス大使館)



【募集期間】
2011年5月14日(土)~9月19日(月・祝)  終了致しました(入賞作品はホームページにて発表いたします)
【応募資格】
小学校低学年の部(1年生~3年生)
小学校高学年の部(4年生~6年生)
【参加費】無料
【応募方法】
応募用紙に必要事項が明記されているのをご確認のうえ、下記あて先までご応募ください。
また、会期中、東京都写真美術館3階展示室前に応募ポストを設置いたします。
・ 応募用紙(罫線)[ pdf_38kb ]
・ 応募用紙(原稿)[ pdf_765kb ]
・ 参加票[ pdf_1168kb ]
※応募用紙は罫線タイプと原稿タイプの2種類の中からお好きな方を選んでご使用ください。
※学校単位でのご応募など、専用応募用紙以外の用紙をお使いになる方は参加票を添付のうえご応募ください。
【締め切り】
2011年9月19日(月・祝)必着分まで
【最終審査員】
高橋源一郎(作家)、土田ヒロミ(写真家)、山本容子(銅版画家)
【結果発表】
入賞作品はホームページにて発表いたします。(2011年11月12日 東京都写真美術館 2階ラウンジにて表彰式開催)
【郵送先】
〒113-0031 東京都文京区根津郵便局留 NPO法人日仏子供ヴィジョン
「写真のこどもに手紙を書こう。」コンクール担当 増田宛
【お問い合わせ】
東京都写真美術館「写真のこどもに手紙を書こう。」コンクール係
03-3280-0099
担当学芸員によるフロアレクチャー 
2011年8月5日(金) 14:00~  終了致しました
2011年8月19日(金) 14:00~  終了致しました
2011年9月2日(金) 14:00~  終了致しました
2011年9月16日(金) 14:00~  終了致しました

※本展覧会の半券(当日有効)をお持ちの上、会場入り口にお集まりください。



おしゃべり鑑賞タイム(7月)
2011年7月22日(金) 15:00~18:00  終了致しました
2011年7月29日(金) 15:00~18:00  終了致しました
おしゃべり鑑賞タイム(8月)
2011年8月5日(金) 15:00~18:00  終了致しました
2011年8月12日(金) 15:00~18:00  終了致しました
2011年8月19日(金) 15:00~18:00  終了致しました
2011年8月26日(金) 15:00~18:00  終了致しました
おしゃべり鑑賞タイム(9月)
2011年9月2日(金) 15:00~18:00  終了致しました
2011年9月9日(金) 15:00~18:00  終了致しました
2011年9月16日(金) 15:00~18:00  終了致しました

本展では、こどもたちと一緒に、作品を前にして会話を楽しんでいただける「おしゃべり鑑賞タイム」を設けました。いつもの静寂な展示室とはちがう、なごやかな雰囲気の中で、名作ぞろいのコレクション作品をめぐる会話をお楽しみください。

「おしゃべり鑑賞タイム」とは?
・上記の指定日・指定時間に、展示室内で会話を楽しみながら作品を鑑賞できます
・こどもたちといっしょに気兼ねなく会話をお楽しみいただけます
・大人の方だけでも、もちろんOKです。会話をお楽しみください
・叫んだり走ったりしないでください。みんなでたのしく鑑賞しましょう

 

※本展チラシに「おしゃべり鑑賞タイム」開催時間が誤って15:00~17:00と表記されていました。

お詫び申し上げますとともに、15:00~18:00に訂正いたします。

おしゃべり鑑賞タイム(11月)
2011年11月12日(土) 13:00~18:00 

展覧会図録

こどもの情景
本展の開催にあわせて「戦争とこどもたち」、「こどもを撮る技術」、「原風景を求めて」の各展より代表的な出品作品を掲載した公式ガイドブック写真集です。各展の担当学芸員によるテキストも掲載しています。B5判 168ページ 発行:講談社

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