臨時休館しております(4/25-5/31)



※新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言後の都の緊急事態措置としての臨時休館に伴い、上映を中止いたします。ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

文豪ドストエフスキーの最高傑作短篇を巨匠ロベール・ブレッソンが映画化。
1986年以来となる劇場公開。

【上映中止】やさしい女 デジタル・リマスター版

ドストエフスキー生誕200年リバイバル上映

1F

2021.4.29(木・祝)—5.14(金)

  • 上映期間:2021.4.29(木・祝)—5.14(金)
  • 休映日:5月10日(月)

『やさしい女』公式ホームページ → http://mermaidfilms.co.jp/yasashii2021

■上映作品
『やさしい女』
『バルタザールどこへ行く』※4月29日(木・祝)のみ上映
『少女ムシェット』※4月29日(木・祝)のみ上映

■上映時間
4月29日(木・祝)のみ
10:30『バルタザールどこへ行く』
12:30『少女ムシェット』
14:30『やさしい女』

4月30日(金)~5月14日(金)
『やさしい女』
10:30/12:30/14:30

■料金
当日券(座席指定券)1500円
※各種割引はございません。

・全席指定・各回定員入替制/立ち見不可/事前予約不可
・ご鑑賞当日午前10:00より、当日券の販売を開始いたします。
・満席の場合、ご入場をお断りいたしますので、予めご了承ください。
・開場は各上映開始時間の10分前を予定しています。


『やさしい女』


1969年ヴェネチア国際映画祭招待作品、ロンドン映画祭、ニューヨーク映画祭招待作品
1969年サンセバスチャン国際映画祭 監督賞(ロベール・ブレッソン)受賞

衝撃的なオープニングから始まる本作は、一組の夫婦に起こる感情の変化と微妙なすれ違いを丹念に描き、夫婦とは、人を愛するとは何かを観るものに問いかけます。
孤独な女を演じるのは、ベルナルド・ベルトルッチ監督『暗殺の森』『1900年』で知られるフランスの女優ドミニク・サンダ。モデルをしていたところをブレッソン監督に見出され、本作で映画デビュー。自らも15歳で年上の男と結婚するも数カ月で離婚という経歴を持つサンダは、映画初出演ながら、年上の夫を翻弄しながらも苦悩する女を見事に演じてみせました。
原作は、ドストエフスキーの短篇のなかでも最高傑作と呼ばれる『やさしい女』(『やさしい女・白夜』講談社文芸文庫)。ブレッソンは原作のプロットを守りながらも、物語の舞台をロシアから現代(60年代後半)のパリへと移し、大胆な翻案を施しました。また本作は、また、『スリ』、『バルタザールどこへ行く』など、モノクロの厳格な画面作りを続けてきたブレッソンの初カラー作品でもあります。

監督:ロベール・ブレッソン
出演:ドミニク・サンダ、ギイ・フランジャン、ジャン・ロブレ
配給:マーメイドフィルム コピアポア・フィルム 宣伝:VALERIA
原題:Une femme douce
フランス/1969年/カラー/ヴィスタ/デジタル・リマスター版/89分




『バルタザールどこへ行く』※4月29日(木・祝)のみ上映
少女マリーと聖なるロバが辿る無慈悲な運命。
巨匠ロベール・ブレッソンによる、映画史に輝く至高の傑作。

© 1966 Argos Films – Parc Films – Athos Films – Svensk Filmindustri

1966年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別表彰・イタリア批評家賞・国際カトリック映画事務局賞受賞
1966年フランス映画批評家協会賞 ジョルジュ・メリエス賞受賞

巨匠ロベール・ブレッソンが長年映画化を望んだ、聖なるロバ“バルタザール”をめぐる現代の寓話。ドストエフスキーの長編小説『白痴』の挿話から着想を受け、一匹のロバと、少女マリーとの数奇な運命を描きだす。純粋さから悪の道へと堕ちていく少女マリーを演じるのは、当時17歳のアンヌ・ヴィアゼムスキー。その後『中国女』(1967)などゴダール作品に数々出演することになる彼女にとって、これが初の映画出演作となった。ブレッソンの意を汲み、完璧に抑制され尽くした映像は、『夜と霧』(1955)『ロシュフォールの恋人たち』(1967)等で知られる名撮影監督ギスラン・クロケの手によるもの。緊張感溢れる画面が、この崇高な悲劇を美しくも冷酷に映し出す。ヴェネチア国際映画祭審査員特別表彰をはじめ数々の映画賞を受賞し、いまも多くの映画人を魅了しつづける、映画史に残る最高傑作。

【STORY】
小さな農村で、農園主のジャックと幼なじみのマリーは、生まれたばかりのロバに「バルタザール」と名づけ可愛がる。だが年月が経ち、バルタザールは別の飼い主のもとへ。やがて逃げ出したバルタザールは、美しく成長したマリーと再会し、まるで愛し合う恋人たちのように慰め合う。だが運命は、バルタザールにもマリーにもあまりも過酷な試練を与えていく。マリーの両親は誇り高さゆえに没落し、マリーもまた不良少年ジェラールに拐かされ悪徳の道に落ちていく。バルタザールもまたマリーのもとを引き離され、次々と人手に渡っていく…。

監督・脚本:ロベール・ブレッソン
撮影:ギラン・クロケ/美術:ピエール・シャルボニエ/音楽:シューベルト、ジャン・ヴィーネル/編集:レーモン・ラミー/製作代表:マグ・ボダール(パルク・フィルム)
出演:アンヌ・ヴィアゼムスキー、フランソワ・ラファルジュ、フィリップ・アスラン、ナタリー・ジョワイヨー、ヴァルター・グリーン、ジャン=クロード・ギルベール、ピエール・クロソフスキー、ロバのバルタザール 4Kリマスター カラーグレーディング:クリスティアン・ボスケ
原題:AU HASARD BALTHAZAR
フランス・スウェーデン/1966年/モノクロ/スタンダード/96分
©1966 Argos Films – Parc Films – Athos Films – Svensk Filmindustri



『少女ムシェット』※4月29日(木・祝)のみ上映
孤独で、惨めで、あまりに哀れな少女の受難劇。
多くの映画監督たちを魅了した、ブレッソンの問題作にして伝説の一作。
© 1967 Argos Films – Parc Films

1967年カンヌ国際映画祭 パルム・ドールノミネート、国際カトリック映画事務局賞
1967年ヴェネチア国際映画祭 イタリア批評家賞受賞
1967年フランス映画批評家協会賞 ジョルジュ・メリエス賞受賞

ロベール・ブレッソンが傑作『バルタザールどこへ行く』の直後に手がけた本作は、またも一人の少女の悲運な運命をまざまざと描きだす。原作はカトリックの作家ジョルジュ・ベルナノスの小説。ブレッソンは、これ以上ない厳格なフレーミングと、俳優たちの演技を最小限に抑制することにより、原作にあった冷酷さを忠実に映像化。常に孤独な魂を映し続けてきたブレッソン映画のなかでもとりわけ苛烈な問題作が誕生した。強情で忍耐強い少女ムシェットを演じたのは、この映画のために抜擢されたナディーヌ・ノルティエ。彼女の悲惨さが極まるそのラストシーンは、ベルイマン、タルコフスキー、ジャームッシュら多くの映画監督をも魅了し、映画史に残る名場面として今も語り継がれる。

【STORY】
重病に苦しむ母と、酒に溺れ暴力を振るう父。自分が面倒を見るしかない赤ん坊を抱え、14歳のムシェットは、貧しい生活のなか、ひたすら孤独な日々を過ごしていた。家でも学校でも居場所のないムシェットは、森の中に逃げ込むが、突然の嵐で道に迷ってしまう。やがて森をうろつく密猟者のアルセーヌと遭遇したムシェットは、その夜、彼に強姦される。翌朝帰宅した少女は、母親の死去という悲劇に見舞われる。いつものように牛乳をもらいに出かけたムシェットは、ただ一人、村はずれの池に向かう…。

監督・脚本:ロベール・ブレッソン
原作:ジョルジュ・ベルナノス「新ムシェット物語」/撮影:ギラン・クロケ
美術:ピエール・ギュフロワ/音楽:クラウディオ・モンテヴェルディ、ジャン・ヴィーネル/編集:レーモン・ラミー/製作代表:アナトール・ドーマン
出演:ナディーヌ・ノルティエ、ジャン=クロード・ギルベール、マリー・カルディナル、ポール・エベール、ジャン・ヴィムネ、マリー・ジュジーニ 4Kリマスター カラーグレーディング:クリスティアン・ボスケ
原題:MOUCHETTE
フランス/1967年/モノクロ/スタンダード/80分
©1967 Argos Films – Parc Films