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『≒草間彌生 わたし大好き』

草間彌生 唯一のドキュメンタリー映画

1F ホール

2017.4.14.21

  • 上映期間:2017年4月1日(土)~4月21日(金)
  • 休映日:4月2日(日)、4月3日(月)、4月10日(月)、4月17日(月)
  • 料 金:当日券 一般1,500円/学生・高校生以下・シニア・障がい者手帳をお持ちの方1,200円 ※各種割引はございません。

■上映時間
【4月1日(土)~4月9日(日)】13:00/15:15
【4月11日(火)~4月21日(金)】10:20~(1日1回のみ上映)



映画を観て下さる方々へ草間彌生からのメッセージ
私の足跡を記録してそれを映画にして下さった映像スタッフの方々に感謝で一杯である。
永久にこの映画は人々に感動を与えつづけるだろう。
みなさん、私と一緒にすばらしい人生を発見しつつ
足音も高く生と死を携えて人の世の美しさに身を埋めたい。
人の世はすばらしい。
芸術もものすごく感動にみちている。
永遠に輝いた人生を高らかに歌い上げよう。
いつも、いつも、“わたし大好き”。
(詩「わたし大好き」より抜粋)



監督からのメッセージ
最近の草間人気には、「すごい!すごい!」としか言いようがありません。

出会って22年。5本のテレビ番組と1本のドキュメンタリー映画を作りましたが、その放送枠の経過を見ただけでも、うなぎ登り度がわかります。1995年の最初の番組は、東京のケーブルテレビ。次が1999年、NHK教育テレビでしたが、企画を通るのにかなりの時間が掛かりました。2011年になると、NHK-BSプレミアムで、なんと3時間の草間特集が組まれ、翌年には、NHKスペシャルへと昇り詰めます。
そして、インタビューの内容も、最初は「生きている内は無理だが、死後、必ず自分の芸術は認められる」と、受け入れてもらえない口惜しさを滲ませていましたが、やがて「世の中が、自分の思うように動くようになってきた」と自信を漲らせるのです。
2008年に公開されたこの映画は、初めて草間さんに長期密着して撮影しました。草間さんとの距離が縮まる中で実感したのは、最強の草間作品は“草間さん自身”だということ。 日本が誇る希有なアーティストの最強作品を、映画という形に納められたのが、何よりもの幸せです。



監督 松本貴子
第6回ぴあフィルムフェスティバル入選をきっかけに映像の世界へ。日本初のファッションレギュラー番組「ファッション通信」の立ち上げに参加し、ディレクターを務める。前衛芸術家・草間彌生とは1995年に出会い数々の映像作品を制作。ドキュメンタリー映画「≒草間彌生 わたし大好き」(2008年劇場公開 日本国内及び世界13都市で上映)。「NHK BSプレミアム 世界が私を待っている 前衛芸術家草間彌生の疾走」(ギャラクシー賞選奨/衛星放送協会オリジナルアワード最優秀賞)、「NHKスペシャル 水玉の女王 草間彌生の全力疾走」(アメリカ国際フィルム・ビデオフェステバルCreative Excellence賞/NYフェスティバル入選)、「NHK BSプレミアム 草間彌生 わたし富士山 浮世絵版画への挑戦」(第32回ATP賞 ドキュメンタリー部門優秀賞)など。
「氷の花火 山口小夜子」(2015年劇場公開)では、2015年度日本映画ペンクラブ 文化映画部門第1位、第25回日本映画批評家大賞 ドキュメンタリー賞、平成28年度文化庁映画賞 文化記録映画大賞を受賞。




『≒草間彌生 わたし大好き』


・台北金馬映画祭 公式招待作品
・JAPAN CUTS FESTIVAL OF NEW JAPANESE FILM 公式招待作品
・CAMERA JAPAN FESTIVAL 観客賞
・AFIA INTERNATIONAL FILM AND VIDEO FESTIVAL公式招待作品
・LA FEMME FIOM FESTIVAL 公式招待作品 
 ©2008 B.B.B.Inc  ©YAYOI KUSAMA  

未だに止むこと無く世界の美術界を疾走する草間を、1年半もの間追い続けた渾身のドキュメンタリー映画がついに完成した。「生」と「死」と「愛」の せめぎ合いの中から湧きあがる草間芸術の真髄を、カメラは時には饒舌に記録し続ける。それだけに観る者を、有無をいわさず一瞬にして未知なる世界に引きずり込み、魂を激しく揺さぶる。
映画は、最新作となるF100号のモノクロ作品シリーズ50作が完成するその貴重な瞬間に密着する。真っ白なキャンパスから作品完成までを、定点カメラで捉えた映像は観る者を圧倒し続ける。まさしく世界中の草間ファンが注目し待ち望んだ、草間芸術の生まれでる瞬間に、私たちは立ち合い、そして目撃する。
今まで観ることの叶わなかった、草間の創作活動と日常。自らを天才と自負する揺るぎ無き自信、作品に挑む時の凛とした精神の高み、日常の佇まいに見え隠れする人間味あふれる表情と仕草など、映像の一つひとつが解き明かす草間ワールドは、永遠に見続けていても決して飽きることがない。

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©2008 B.B.B.Inc  ©YAYOI KUSAMA  

〔草間彌生 BIOGRAPHY〕

草間彌生 前衛芸術家、小説家
1929年、長野県松本市生まれ。10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに幻想的な絵画を制作。57年渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表する。60年代後半にはボディー・ペインティングなど多数のハプニングを行う。73年帰国、美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表。93年第45回ベネチア・ビエンナーレに代表作家として日本館初の個展を行う。98年ニューヨーク近代美術館などで大回顧展が開かれる。01年朝日賞受賞。04年個展「クサマトリックス」(森美術館)は52万人を動員。09年文化功労者に選定される。2011年よりマドリードの国立ソフィア王妃芸術センターを皮切りにパリのポンピドー・センター、ロンドンのテート・モダン、ニューヨークのホイットニー美術館を巡回する大規模な回顧展が開催された。2013年の初の中南米回顧展では巡回5都市で200万人以上の入場者数を記録。2016年度の文化勲章を受章、TIME誌による「世界で最も影響力のある100人」に選出される。現在、北欧巡回回顧展がストックホルム近代美術館で開催中。2017年2月から、東京の新国立美術館で大個展、北米を巡回する回顧展が開かれる。
『Yayoi Kusama Official Site』 http://www.yayoi-kusama.jp/

関連イベント

舞台挨拶開催
2017年4月1日(土) 15:15の回上映後  終了致しました
2017年4月8日(土) 15:15の回上映後  終了致しました
2017年4月9日(日) 15:15の回上映後  終了致しました
【登壇者】松本貴子監督(予定)
※都合により変更となる可能性があります。