本日は開館しております(10:00-18:00)

朝日新聞社・浅野哲司撮影

3F 展示室

世界報道写真50周年記念展

絶望と希望の半世紀

2006.7.229.10

  • 開催期間:2006年7月22日9月10日
  • 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
  • 料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 400(320)円
  • ※各種カード割引あり

( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料


左)リチャード・アヴェドン ファミリー『ローリングストーン』1978年(アメリカ)
右)アンリ・カルティエ=ブレッソン ロシアの人々『パリ・マッチ』 1955年(フランス)

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東京都写真美術館では、世界報道写真財団(アムステルダム、オランダ)設立50周年記念展を開催いたします。この展覧会は2005年10月~11月アムステルダムで開催され、現在、世界各国を巡回しています。本展覧会は、雑誌がフォトエッセイを大きく取り上げていた全盛期から現在のデジタル・メディアの隆盛に至るまで、出版物等を通したフォトジャーナリズムの手法と実践の歩みを追うものです。この半世紀に渡り、メディア、ジャーナリズムにおいて写真表現が果たしてきた役割を考察し、時代、歴史を見直すことを目的としています。本展では、センセーショナルな絶望や希望の光を伝えた雑誌『パリ・マッチ』『タイム』『ライフ』等を展示し、さらにヴィンテージ・プリントを加え、当時のフォトジャーナリズムをありのままの姿で紹介いたします。また今回は、東京都写真美術館スペシャル・ヴァージョンとして、国際巡回展のラインナップに収蔵作品からオリジナル・プリントや『アサヒグラフ』や『毎日グラフ』等の日本のグラフ雑誌を加えて展示します。第2次世界大戦後、自由で活発な報道写真を追求することを目的とし、多くの報道写真家を育成、鼓舞してきた世界報道写真財団がこの半世紀のフォトジャーナリズムを見渡す展覧会を企画したことは、21世紀の報道における視覚表現を考察する際に有意義なものとなることでしょう。

■キュレイター
クリスチャン・コージョル、世界報道写真財団国際審議会委員パリ「Vu」(エージェント、ギャラリー)ディレクター

■展示構成
1955~64「雑誌がビッグだったころ」アンリ・カルティエ=ブレッソン 等
1965~74「ベトナム戦争の時代」ラリー・バロー、エド・ヴァンデル・エルスケン等
1975~84「ヒーローとアンチヒーロー」リチャード・アヴェドン等
1985~94「新しい世界秩序」セバスチャン・サルガド、ウォルフガング・ティルマンス等
1995~2005「報道アーティストの出現」ジェイムズ・ナクトウェイ、マーティン・パー等

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左)メアリー・エレン・マーク フォークランド・ロード『シュテルン』1981年(ドイツ)
右)ミリジック&ジャリッシュ 足の物語『スドイッチュ・ザイトゥング』 2004年(ドイツ)


■主催 : 財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館/朝日新聞社/世界報道写真財団
■後援 : オランダ大使館/社団法人日本写真協会/社団法人日本写真家協会
■協力 : ウェスティンホテル東京/文化堂印刷株式会社 HBP-700
■協賛 : キヤノン株式会社/キヤノンマーケティングジャパン株式会社/TNT
        
◎お問い合せ:
朝日新聞社文化事業部/03-5540-7450、東京都写真美術館/03-3280-0099