2F 展示室
川田喜久治展
世界劇場
2003.3.29(土)—5.25(日)
- 開催期間:2003年3月29日(土)~5月25日(日)
- 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
- 料金:一般500(400)円/学生400(320)円/中高生・65歳以上250(200)円 ※( )は20名以上団体および東京都写真美術館友の会、当館の映画鑑賞券ご提示者/小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料
川田喜久治は1965年、その鋭い感性と意外性に満ちた意匠によって話題をさらった写真集『地図』で、写真界にセンセーショナルな記憶を残しました。写真家集団「VIVO」の創設メンバーとして活動し、以後、国内外における旺盛な取材活動の中から、日常の風景と超現実感が交差する「ロス・カプリチョス」や、バロック的内面世界を描出し、写真集には澁澤龍彦によるエッセイが収められた「聖なる世界」、天空と地上の光景によって世紀の転換期を真摯に描き出した「ラスト・コスモロジー」等を次々に発表していきました。
今回は、代表作から「カー・マニアック」「ユリイカ」といった近作や最新作を加え、作家のバラエティに富む表現活動の軌跡を展覧します。本展は、約半世紀に渡り時代の諸相に常に鋭敏に反応し続け、現在もまた制作の手綱を緩めることなく、鮮やかな切り口で新作を発表し続ける作家の深淵に触れる、絶好の機会となることでしょう。