本日は開館しております(10:00-20:00)

 

 連日満員御礼!

 各日とも、開場前には整理券・追加券ともに配布を終了している状況です。
 入場は先着定員制ですので、早めのご来館をお勧め致します。

3・2・B1F 展示室

映像をめぐる7夜

2008.2.213.1

  • 開催期間:2008年2月21日3月1日
  • 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
  • 料金:入場無料(詳しい参加方法はページ下参照)

さまざまな角度から「映像」を考え、実験を楽しむための新企画。
東京都写真美術館地下1階展示室を会場に、7夜にわたり多彩なゲストを迎え、上映、展示、ライヴ・パフォーマンス、レクチャーを日替わりで行います。
日頃は静かな展示室が熱く揺れる7夜にご期待ください。

__________________________________________________


★第1夜★ 2月21日(木) 開場18:30 開演19:00
「反復する壁」(上映+パフォーマンス+インスタレーション)
ゲスト:足立智美、石田尚志
即興演奏、楽器の創作、インスタレーション、現代音楽の演奏など多岐にわたり活躍する異才と、有機的な線描をコマ撮りの手法で「動く絵」へと鮮やかに変貌させる気鋭の画家・映像作家の競演。国際的に活躍する要注目の実力派2人が、「壁」をキーワードにセッションする。

   

足立智美 パフォーマンス風景 
石田尚志 写真右)石田尚志 パフォーマンス風景


__________________________________________________


★第2夜★ 2月22日(金) 開場18:30 開演19:00
「広告と/の映像」(レクチャー+上映)
ゲスト:小田桐昭(オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンá且謦、同会長、チーフ・クリエーティブ・オフィサー)
日本における広告映像の歴史を、その黎明期からともに歩いてきた男が、豊富な作例とともに語る創造の現場の過去・現在・そして未来。


  写真)小田桐昭
 
 


 

 
【講演構成(予定)】
■CMの始まり
■CMの映像を開いた3人の天才、俊才、奇才 ~杉山登志、松尾眞吾、内田健太郎
■映画からやってきた人たち ~市川崑、高橋典、大林宣彦(坂本善尚)
■グラフィックスチールからやってきた開拓者たち ~操上和美、国房魁、坂田栄一郎
■グラフィック・デザイナーの参入 宮原鉄生、草間和夫、里見征武
■グラフィックとの触媒を果たした高杉治朗
■広告代理店のCMプランナーとディレクターのコンビがつくる新しい映像 ~林靖夫と実相寺昭雄、三浦武彦と早川和良、岡康道と中島哲也
■CMのトップランナー~中島信也
※本プログラムの実現に際しては、社団法人日本アドコンテンツ制作者連盟(JAC)若尾一彦様、松田佳美様、そして株式会社東京企画様にご協力をいただきました。

__________________________________________________


★第3夜★ 2月23日(土) 開場17:30 開演18:00
「映像の知覚」(上映+トーク+インスタレーション)
ゲスト:飯村隆彦、豊嶋康子、大江直哉
飯村の代表作に、豊嶋が介入!?方法こそ違いながらも、ともに「私」をめぐる知覚の虚実を分析的に問題化してきた2人の初セッションを介して、映像の知覚の構造を探究する。

     

飯村隆彦 
飯村隆彦 パフォーマンス風景《ビデオ・トーキング:背から背へ》 ビクター・ビデオセンター(東京)、1982年より
豊嶋康子 
大江直哉

__________________________________________________


★第4夜★ 2月24日(日) 開場17:30 開演18:00
「フリッカー・ナイト」(上映+トーク)
ゲスト:西村智弘
明滅する光と闇、そしてその彼方にのみ生まれ出る像。「フリッカー」とは、光や像の明滅によって生み出される視覚効果のこと。知覚への直接的な刺激を与える手段としても多用されたが、1997年のいわゆるポケモン事件以来タブー視されてもいる。今回は、フリッカーの代名詞的な作品から、隠れたフリッカー作品までを特集上映。1960年代の実験映画からその表現の歴史と背景をたどります。挑戦的で希少な機会、貴方はどこまで見つめ続けることができるか?


  写真)西村智弘




【上映作品】  作家名、タイトル(制作年、時間、上映媒体)、所属・配給等
■西村智弘 NISHIMURA Tomohiro
・フリッカー・パニック Flicker Panic(2000/13分/video) 作家蔵
■ペーター・クーベルカ Pater KUBELKA
・コウノトリ Adebar (1957/1分30秒/16mm)
・シュヴェカター Schwechater (1958/1分/16mm)
・アルヌルフ・ライナー Arnulf Rainer (1960/6分30秒/16mm)
所蔵:シックスパック・フィルム、ウィーン
■末岡一郎 SUEOKA Ichiro
・ペーター・クーベルカの「アルヌルフ・ライナー」のスコアによるリズとフランキーが登場するNTSCの明滅映画
A frick film in which there appear Liz and Franky in composed under the score of ARNULF RAINER by Peter Kubelka on NTSC(2000/6分30秒/video) 作家蔵
■ポール・シャリッツ Paul SHARITS
・ピース・マンダラ Peace Mandala (1967/5分/16mm)
所蔵:飯村隆彦映像研究所、東京
■松本俊夫 MATSUMOTO Toshio
・色即是空 Everyhing Visible is Empty (1975/8分/16mm) 
所蔵:イメージフォーラム、東京
■牧野貴 MAKINO Takashi
・EVE(2002/3分/16mm) 作家蔵
■宇川直宏 UKAWA Naohiro
・SCANNING OF MODULATIONS condition #1 (1998・2001/5分30秒/dvd) 協力:有限会社アップリンク
・VISION△CREATION△NEWSUN (1999・2007/6分30秒/dvd) © WARNER MUSIC JAPAN INC.
■トニー・コンラッド Tony CONRAD
・フリッカー The Flicker  (1965/30分/16mm)
所蔵:東京アメリカン・センター

__________________________________________________


★第5夜★ 2月28日(木) 開場18:30 開演19:00
「the Voice-over ~ 内なる映像」(パフォーマンス+インスタレーション)
ゲスト:山川冬樹

1997年制作、2006年に改訂版として再発表した映像インスタレーション《the Voice-over》は、著名なニュースキャスターだった父親の「声」を主題に、音から心に映る像を再構築(再創造)する試み。写美バージョンでの待望の再演に加え、2007年ヴェニス・ビエンナーレでも絶賛を浴びた圧巻のヴォイス・パフォーマンスもあわせて行う。

 

   山川冬樹 (撮影:高木由利子)
   山川冬樹 パフォーマンス風景 (撮影:小原大貴)


__________________________________________________


★第6夜★ 2月29日(金) 開場18:30 開演19:00
「不在の映像・音の果て」(ライヴ・インスタレーション)
ゲスト:狩野志歩、渡邊ゆりひと、有馬純寿
表現を抑制した還元的なスタイルで、映像なるものの構造と詩性を可視化する気鋭の映像作家と、ヴォイス・インプロヴィゼーションとリアルタイム・コンポジ ションの旗手。音と映像がせめぎあう静謐かつ官能的なライヴ・インスタレーション。

     

狩野志歩 
狩野志歩 《アトリエ》(ビデオ、2006年/東京都写真美術館蔵)より
渡邊ゆりひと 写真右)有馬純寿


__________________________________________________


★第7夜★ 3月1日(土) 開場17:30 開演18:00
「眼孔、斜に射す太陽」(映像・音響×ライヴ演奏)
ゲスト:生西康典、掛川康典(映像/音響編集)/山本精一(ギター)/角田俊也、音男(音源提供)
次々と核心を突くライヴ・イベントを企画・プロデュースしてきた生西が、盟友掛川とともに手がけるオリジナル映像、角田・音男がそれぞれに現実から切り取る「音」、さらに山本精一による神域とも言われるギター演奏。映像、音、そして音楽が、対決・共鳴するポリフォニックな視聴覚体験へと誘います。

       

生西康典 
掛川康典 
山本精一 
角田俊也 
音男


--- 参加方法 ---

◎イベント開催当日10:00より1階受付カウンターにて入場整理券を発行いたします(先着定員制)。入場整理券がない場合はご入場いただけませんので、 あらかじめご了承をお願いいたします。整理券のはけ具合など、最新の状況については、東京都写真美術館03-3280-0099までお問い合せください。
◎入場整理券には2種類あります。
・入場整理券→基本的にイス席・座布団席となります。
・入場追加券→基本的に立見となります。見えにくい場合もありますが、会場にはお入りいただけます。
◎開場に際して、まず整理券の番号順にご入場いただきます。続いて、追加券の番号順にご入場いただきます。
◎地下1Fロビーゾーンの展示は、各日10:00から開場時間までご覧いただけます。(イベント開演中はご覧いただけませんのでご了承ください。)
◎各プログラムのタイトルおよび内容等は予定につき、都合により変更することがあります。
◎各プログラムの最新情報等は、このホームページおよび携帯サイトhttp://syabim.com でご確認ください。
↓映像をめぐる7夜」携帯サイト