本日は開館しております(10:00-20:00)


幹周り10mを超える巨大杉。その樹齢は千年以上だが、
あまりにも古いため正確な樹齢を知る人はいない。2006年6月


B1F 展示室

天野尚写真展

ー「佐渡」海底から原始の森へー

2007.4.215.20

  • 開催期間:2007年4月21日5月20日
  • 休館日:毎週月曜日※4/30、5/1は開館します
  • 料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 500(400)円

日本列島の南北ほぼ中央、暖かい対馬海流と冷たいリマン海流との合流点に位置している佐渡島は、南方系から北方系まで、さまざまな植物が自生し、さながら日本の自然の縮図ともいえる独特の自然環境を有しています。また、変化に富んだ海岸線や里山など、人の暮らしと自然が共存する日本の原風景が、今なお色濃く残されています。天野尚は、10年以上にわたって佐渡を訪れ、水深40mの海底から海抜1,172mの最高峰金北山の山頂まで、5×7インチ判の大判カメラを中心に、11×14インチ判や8×20インチ判の超大判カメラまでを駆使してこの佐渡島の様々な表情を撮影してきました。その過程で、地元島民にさえほとんど知られていない原生林や、屋久島にも劣らない巨大杉、絶滅に瀕している希少な山野草など、これまで誰も見たことのなかった佐渡の姿をとらえることができました。本展は、高度経済成長に伴い、全国規模で国土の開発が進み、その代償に自然が失われていった日本各地に比べて、人々の暮らしのそばに今も身近な自然が残っている佐渡の原風景−「人」と「自然」との共生を約135点の写真で紹介します。


■主催:産経新聞社
■共催:東京都写真美術館