本日は開館しております(10:00-20:00)
 

「海と山のあいだ」2005年 発色現像方式印画

2F 展示室

鈴木理策:熊野、雪、桜

2007.9.110.21

  • 開催期間:2007年9月1日10月21日
  • 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)※ただし10/1は都民の日で臨時開館します(観覧無料)
  • 料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 500(400)円
  • ※各種カード割引あり

( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料

これまで重点収集作家個展、新進作家グループ展を開催してまいりました東京都写真美術館では、このたび、国際的に活躍する日本の中堅作家の作品表現を積極的に紹介する機会を設けることとなりました。その第1回目の作家展として2007年は「鈴木理策」展を開催いたします。
鈴木理策は1963年和歌山県に生まれ、自らの故郷であり聖地でもある熊野やその周辺、日常生活から続いていく場としての聖地などをモチーフにした写真作品を制作し、そのライフワーク的作品が評価され、2000年に木村伊兵衛賞、2006年には東川賞国内作家賞、和歌山県文化勲章 文化奨励賞を受賞。2003年、ヒューストン美術館のグループ展出品、2006年、ニューヨークでの個展など、国際的な活動の場を広げていきました。今回は、現在も継続して撮り続けている「熊野」や代表作「桜」を紹介するとともに、初公開となる雪をモチーフにした新作も展示いたします。日本人にとって普遍的な表象を追いかけながらも、時空は現在の重なりであることを意識させる作品は、現在の私たちの立脚点を確認するためのよい指標となることでしょう。最も活躍が期待される作家のひとり、鈴木理策の現在進行形の活動をご期待ください。


 

「桜」2002年 発色現像方式印画 
「桜」2007年 発色現像方式印画




「雪」2007年 発色現像方式印画

□主催:財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館/朝日新聞社
□協賛:株式会社資生堂/凸版印刷株式会社/ラブリークィーン株式会社
□助成:芸術文化振興基金/財団法人アサヒビール芸術文化財団
□協力:熊野本宮大社/熊野速玉大社/熊野那智大社/キャラリー小柳/フォトグラファーズ・ラボラトリー □後援:和歌山県/三重県

関連イベント

講演会
2007年9月15日(土) 15:00~17:00  終了致しました
2007年10月6日(土) 15:00~16:30  終了致しました
【第一回】「持続するまなざし」
飯沢耕太郎(写真評論家)×竹内万里子(写真評論家)×鈴木理策
□申込締切日:9月7日(金)
→ 詳細ページはコチラから


【第二回】「熊野:聖地の歩き方」 三重県共催
植島啓司(宗教人類学者)×鈴木理策
□申込締切日:9月19日(水)
→ 詳細ページはコチラから
展示室座談会
閉館後、2階展示室内で開催します。参加ご希望の方は、展示室でお待ちください。
□「熊野」中上紀(作家)×鈴木理策 9月29日(土)18:00~19:00  終了致しました
□「桜」前田英樹(フランス思想・映像身体論)×鈴木理策 10月13日(土)18:00~19:00   終了致しました
□「雪」中谷芙二子(アーティスト)×鈴木理策 10月20日(土)18:00~19:00   終了致しました
※事業内容、スケジュール等は予告なく変更することがございます。最新情報についてはお問合せいただくか、ホームページをご覧ください。
都民の日 特別コンサート
2007年10月1日(月) 18:30~20:00  終了致しました
【雲龍(笛奏者)コンサート】 2階展示室
展覧会・コンサート共、無料、定員先着70名(予定)当日10時より2階展示室受付にて整理券配布
フロアレクチャー
2007年9月14日(金) 14:00~  終了致しました
2007年9月28日(金) 14:00~  終了致しました
2007年10月12日(金) 14:00~  終了致しました
展覧会チケットをお持ちの上、会場入口にお集まりください。

展覧会図録

熊野 雪 桜
ライフワークにもなっている「熊野」、代表作「桜」、新作「雪」の3シリーズから約80点を掲載した充実の内容で、印刷も美しく、ぜひお手にとってご覧頂きたい図録。英語版もございます。 解説:鷲田清一(哲学者) 丹羽晴美(当館学芸員)

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