本日休館日

《ID400》部分 1998年 自動証明写真機で撮影したオリジナルプリント ©Tomoko Sawada
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澤田知子 狐の嫁いり

2021.3.25.9

  • 開催期間:2021年3月2日5月9日
  • 休館日:毎週月曜日(5月3日を除く)
  • 料金:一般 700(560)円/大学・専門学校生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円 ※( )は当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引、当館年間パスポートご提示者/小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料 ※各種割引の詳細はご利用案内をご参照ください。各種割引の併用はできません。

澤田知子は大学の卒業制作で実質的なデビュー作と言われている〈ID400〉(1998)で2000年度写真新世紀特別賞を受賞、2003年度第29回木村伊兵衛写真賞に続き、2004年にはNY国際写真センターThe Twentieth Annual ICP Infinity Award for Young Photographerに選出されるなど、デビューから現在に至るまで、国内外で高い評価を得ています。 本展は、澤田の原点となる《Untitled》(1996)から最新作《Reflection》(2020)までの代表作を網羅し、澤田の25年間にわたる旺盛な制作活動を概観する、公立美術館における初大規模個展です。



「狐の嫁いり」展によせて| 澤田 知子
この展覧会は新旧、複数のシリーズを組み合わせて生まれた「狐の嫁いり」という1つの新作と考えて構成しています。「狐の嫁いり」のコンセプトは仮面とお面です。仮面は面をかぶって自分の正体を隠し、面を演じる必要はないのですが、お面はかぶった面を演じることが前提になります。私の作品は仮面なのですが、作品をご覧になった多くの人はお面をかぶっていると思うようです。 私の作品を私と同じように感じたり理解してくれる人に出会ったことはありません。でもそれで良いのです。変装をただ楽しむのも、作品を批評的に見るのも自由です。私も切り口を変えながら「外見と内面の関係」という答えの出ないテーマについて考え続けていますが、作品を理解できているのかどうかは分かりません。そして誰よりも作品を理解したいと思っているのは私自身かもしれません。(本展作品リストより一部抜粋)


《ID400》部分 1998年 自動証明写真機で撮影したオリジナルプリント/ゼラチン・シルバー・プリント(100枚組4点/4枚組1点)©Tomoko Sawada
*《ID400》は400点の自動証明写真を組み合わせた作品。1998年当時、澤田はモノクロプリントの自動証明写真機を探し、神戸市営地下鉄沿線上にある立体駐車場の中にある証明写真機にたどり着き本作を制作した。自動証明写真機は、現像液を使用するアナログタイプの写真機で、撮影した写真は写真機の中で現像され、銀塩写真として完成する。


《FACIAL SIGNATURE》部分 2015年 発色現像方式印画(300点組)©Tomoko Sawada


《sign》部分 2012年 発色現像方式印画(56点×2組)©Tomoko Sawada


《これ、わたし》部分 2010年 発色現像方式印画(36点組)©Tomoko Sawada


《cover / Face》部分  2002年 発色現像方式印画(20点組)©Tomoko Sawada

出品作品|計13作品
1《Reflection》2020年 発色現像方式印画(100点組)【最新作/初公開】
2《影法師》2018年 シングル・チャンネルヴィデオ
3《BLOOM》2017-2020年 インクジェット・プリント(22点組)
4《FACIAL SIGNATURE》2015年 発色現像方式印画(300点組)
5《sign》2012年 発色現像方式印画(56点×2組)
6《これ、わたし》2010年 発色現像方式印画(36点組)
7《Decoration / Face》2008年 発色現像方式印画(20点組)
8《MASQUERADE》2006年 発色現像方式印画(50点組)
9 《Recruit》2006年 発色現像方式印画(100枚組3点)
10《glasses》2006年 発色現像方式印画(10点組)
11《cover / Face》2002年 発色現像方式印画(20点組)
12《ID400》1998年 自動証明写真機で撮影したオリジナルプリント/ゼラチン・シルバー・プリント(100枚組4点/4枚組1点)
13《Untitled》1996年 拡散転写方式印画【初公開】
※本展は諸般の事情により内容に変更が生じる場合がございます。


《影法師》2018年 シングル・チャンネルヴィデオ ©Tomoko Sawada

澤田知子|Tomoko Sawada
兵庫県神戸市生まれ、在住。成安造形大学造形学部デザイン科写真クラス研究生修了。 デビュー作《ID400》で2000年度キヤノン写真新世紀特別賞、2003年度木村伊兵衛写真賞、ニューヨーク国際写真センターのThe Twentieth Annual ICP Infinity Award for Young Photographer 受賞。2009年から文化庁新進芸術家海外研修制度により、2年間ニューヨークにて研修。世界各地で展覧会を開催するほか写真集や絵本を出版。 主なコレクションに、東京都写真美術館、京都国立近代美術館、兵庫県立美術館、The Museum of Modern Art(ニューヨーク)、International Center of Photography(ニューヨーク)、Brooklyn Museum, New York(ニューヨーク)、San Francisco Museum of Modern Art(サンフランシスコ)、National Gallery of Art(ワシントン)、Maison Europeenne de la Photographie(パリ)など。 東京都写真美術館では、「日本の新進作家 vol. 7 オン・ユア・ボディ」展 (2008)、「第9回恵比寿映像祭」(2017)等に出品。

作家情報|
公式インスタグラム @tomokosawada_artist
公式ホームぺージ http://tomokosawada.com/

紹介情報|
株式会社堀内カラー
実績事例「シビアな目を持つ プロにインタビュー」澤田知子

□主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
□協力:株式会社堀内カラー
□助成:公益財団法人朝日新聞文化財団

展覧会図録

澤田知子 狐の嫁いり
最新作を含む代表作の図版を収録。執筆:結城円(写真研究者)、マルコ・ボーア(ノッティンガム・トレント大学准教授)、遠藤みゆき(当館学芸員) 青幻舎発行 154mm×110mm  272ページ 2,860円(税込)

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