世界報道写真大賞 スポットニュースの部 単写真1位 ジョン・ムーア(アメリカ、ゲッティイメージズ) 2018年6月12日、メキシコとの国境沿いにあるアメリカ・テキサス州マッカレンで、ホンジュラスからともに来た母親のサンドラ・サンチェスが国境監視員の取り調べを受けている間、泣き叫ぶヤネラ
世界報道写真展2019
2019.6.8(土)—8.4(日)
- 開催期間:2019年6月8日(土)~8月4日(日)
- 休館日:毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館)
- 料金:一般 800(640)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 400(320)円 ※ ( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引(ご利用案内をご参照ください)/ 小学生以下および都内在住・在学の中学生、障害手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料/ 当館年間パスポートご提示者割引(同伴の方1名様まで割引) ※サマーナイトミュージアム割引は適用外となります。※東京都写真美術館では当日券のみ販売となります。
世界報道写真コンテストの受賞作を紹介する「世界報道写真展2019」。62回目を迎える今回のコンテストには、129の国と地域から4,738人のフォトグラファーが参加し、78,801点の応募がありました。
今年は、「現代社会の問題」、「一般ニュース」、「長期取材」、「自然」、「環境」、「スポーツ」、「スポットニュース」、そして昨年の「人々」にかわり「ポートレート」の部の8部門において、25カ国43人が受賞しました。また新たに、複数の写真で様々な事象を表現した作品を評価する「世界報道写真ストーリー大賞」が設けられ、報道写真の表現が広がりを見せています。
「スポットニュース」の部では、ジョン・ムーアがメキシコとアメリカの国境で、母親の取り調べ中に泣き叫ぶホンジュラスの少女を捉えました。また「一般ニュース」の部では、サウジアラビアのカショギ記者が行方不明になった事件で、サウジの総領事館に押し寄せる報道陣の姿を写しています。ほかにも、シリアで続く内戦やコロンビア革命軍の元女性兵士の暮らし、オランダ領キュラソーのベニイロフラミンゴを捉えた作品など、地球上で「いま」起きていることを伝える写真の数々を紹介します。
「世界報道写真展2019」公式ホームページはこちら
スポットニュースの部 組写真2位 モハメド・バドラ(シリア、EPA通信)
2018年2月25日、毒ガス使用が疑われるシフォニエの村への攻撃で負傷し、治療を受ける人々。
現代社会の問題の部 組写真2位 カタリナ・マーティン・チコ(フランス/スペイン、パノス)
ヨルラディスは、コロンビア革命軍(FARC)に加わっていた間の5回に及ぶ堕胎を経て、6回目の妊娠を果たした。5回目の妊娠の時は、緩めの衣服を着て妊娠6か月になるまで指揮官に知られないようにしていたという。
環境の部 単写真1位 ブレント・スタートン (南アフリカ、ゲッティイメージズ)
ジンバブエのフンドゥンドゥ野生動物公園で、女性メンバーだけで構成される反密漁武装部隊「アカシンガ」の偽装・隠蔽対策訓練に参加するペトロネラ・チグムブラ(30)。
自然の部 単写真2位 ヤスパー・ドゥースト(オランダ)
オランダ領キュラソーのFDOC(カリブ動物と教育財団)で、足の重度の障害を治すのに役立つ急ごしらえの靴下を履き、確認しているベニイロフラミンゴ。
□共催:東京都写真美術館
□後援:オランダ王国大使館、公益社団法人日本写真協会、公益社団法人日本写真家協会、全日本写真連盟
□協賛:キヤノンマーケティングジャパン株式会社、ゲッティイメージズジャパン株式会社
□協力:特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
関連イベント
- いとうせいこう 国境なき医師団 ~人道危機の現場で、人々に寄り添うこと~
- 2019年7月27日(土) 14:30~16:00(14:00 受付開始) 終了致しました
国際的な医療人道援助団体の国境なき医師団が、人道危機の現場取材を続ける作家・クリエイターのいとうせいこう氏を迎え、海外派遣スタッフとともにスライド・トークを開催します(主催:朝日新聞社、国境なき医師団日本)
会場:東京都写真美術館ホール
定員:190名(事前申込制)
聴講無料 ※世界報道写真展2019の展覧会チケットが必要です(当日以外の半券でも可)
応募締め切り:2019年7月4日(木)※応募者多数の場合は抽選となります
お申し込みWebサイトはこちら
お問い合わせメールアドレス 国境なき医師団日本 event@tokyo.msf.org - フォトドキュメンタリー・ワークショップ
- 2019年7月13日(土) 10:00~18:00 終了致しました
2019年7月14日(日) 10:00~18:00 終了致しました
2019年7月15日(月・祝) 10:00~18:00 終了致しました
21世紀のフォトドキュメンタリー/フォトジャーナリズムについて実践的な方法を考えるワークショップを開催いたします。フォトドキュメンタリーの最前線で活躍する講師を迎え、レクチャー、ポートフォリオ・レビュー、クイック・ヒット・エッセイ制作を3日間で行います。国内では数少ないフォトドキュメンタリー/フォトジャーナリズムの現場を学べるプログラムです(主催:東京都写真美術館 共催:朝日新聞社)
講師:Q. サカマキ (写真家、「世界報道写真展2007」受賞者)、外山俊樹(朝日新聞社映像報道部)
会場:東京都写真美術館 1階スタジオ
定員:20名
参加費:¥20,000(事前申込制)
※募集の詳細はワークショップページをごらんください
※3日間連続の受講が必要です
お問い合わせ:東京都写真美術館 03-3280-0099
展覧会図録
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世界報道写真展2019
WORLD PRESS PHOHO 19
入賞者の作品をモノクロ作品以外はオールカラーで掲載。
B5判変形、240ページ、発行:朝日新聞社