本日は開館しております(10:00-18:00)

世界報道写真大賞2010 ジョディ・ビーバー

南アフリカ、インスティチュート・フォー・アーティスト・マネジメント/グッドマン・ギャラリーからタイム誌へ
夫の暴力に耐えかねて嫁ぎ先から実家に逃げ戻ったビビ・アイシャ(18)は、逃亡の罪でタリバーンの指揮官に刑を宣告され、夫によって耳と鼻を削ぎ落とされた。その後、保護されたビビはカブールの女性保護施設に一時匿われた後、アメリカに渡ってカウンセリングと再生手術を受けた。

B1F

世界報道写真展2011

2011.6.118.7

  • 開催期間:2011年6月11日8月7日
  • 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
  • 料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 400(320)円
  • ※各種カード割引あり

( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料

恒例となった世界報道写真展が今年も東京都写真美術館で開催されます。前年に世界中で撮影された報道写真を対象にした世界報道写真コンテストが毎年、オランダのアムステルダムで開催され、今年は125の国と地域、5,691人の写真家が10万8059点の作品をコンテストに応募しました。応募点数は昨年の10万1960点を上回り過去最高を記録しています。

コンテストの結果、今年の世界報道写真大賞には、南アフリカの女性写真家ジョディ・ビーバー氏がアフガニスタン人の女性を撮影したポートレイトが選ばれました。女性の名前はビビ・アイシャさんといい、夫による暴力から逃れて実家にいたところを反政府武装勢力タリバーンによって強制的に、逃亡の罪で刑を宣告され、夫によって鼻と耳を切り落とされる「罰」を受けました。アイシャさんはその後、援助機関と米軍によって保護され、現在はカウンセリングと再生手術を受けた米国で暮らしています。撮影にあたってビーバー氏は「尊厳に満ちた女性を撮りたかった」と述べています。

大賞を含め、今年は9部門でのべ56人が入賞を果たしました。世界報道写真展2011は4月のアムステルダムを皮切りに、東京都写真美術館を含む45の国と地域、約100都市を約1年をかけて巡回します。

残念ながら日本からは入賞者はいませんでしたが、「自然」の部には北海道の白鳥が組写真で登場するほか、フォト・エージェンシーである株式会社アフロの青木紘二さんがスポーツ部門の1次審査の審査員を務められました。ワールドカップや冬季五輪も開催された 2010年、スポーツ部門の入賞作品も大いに見応えがある出品ラインナップです。


左)「現代社会の問題」の部 組写真1位
エド・オウ カナダ、ゲッティ・イメージズによるルポルタージュ
イエメンに向かう4人のソマリア人難民。雨でぬかるむ道を夜通し歩いてきて、砂漠で仮眠をとっている(=3月15日、ソマリランド)
右)「ニュースの中の人々」の部 組写真1位
ダニエル・ベレフラク オーストラリア、ゲッティ・イメージズ
パキスタン軍の救援ヘリの風圧に押し流されながらも、先を争って食料を得ようとする洪水の被災者たち(=9月13日、パキスタン、ダドゥ)


左)「一般ニュース」の部 組写真1位
オリヴィエ・ラバン=マッテイ フランス、AFP通信
地震後のハイチで、総合病院の遺体保管所に死体を放り投げる男性(=1月15日)
右)「アート&エンタテインメント」の部 組写真2位
ダニエレ・タマーニ イタリア
ルチャ・リブレ(ボリビア・レスリング)のリングで注目を集める、チョリータ(女性レスラー)たち(=6月26日)


「スポーツ」の部 組写真1位
アダム・プリティ オーストラリア、ゲッティ・イメージズ
シンガポールで開催されたユースオリンピックで、男子飛び板飛び込み3m予選に出場したイギリスのトマス・デイリー(=8月22日)

□ 主催:朝日新聞社/世界報道写真財団
□ 共催:東京都写真美術館
□ 後援:オランダ王国大使館、公益社団法人日本写真協会、公益社団法人日本写真家協会
□ 協賛:キヤノンマーケティングジャパン株式会社/ティエヌティエクスプレス株式会社

関連イベント

開幕記念講演「写真家 大石芳野氏が語る写真への思い」
2011年6月11日(土) 14:00~15:30  終了致しました

会場:東京都写真美術館 2階ラウンジ
入場無料
開場:13:30、先着順、自由席。
※どなたでもご参加できますが、席数には限りがございます。

第4回 写美フォトドキュメンタリー・ワークショップ
2011年7月16日(土) 10:00~17:00  終了致しました
2011年7月17日(日) 10:00~  終了致しました
2011年7月18日(月・祝) 10:00~18:00  終了致しました

フォトドキュメンタリーの最前線で活躍する講師を迎えて、レクチャー、ポートフォリオ・レヴュー、クィック・ヒット・エッセイ制作* を3日間で行う集中セミナーです。国内では数少ないフォトジャーナリズム、フォトドキュメンタリーの現場を学べるプログラムです。プロフェッショナルのフォトジャーナリストとして世界的な活躍を目標としている写真家、編集者の方、この機会に奮ってご応募ください。 

 

講師:Q. サカマキ(WPP07受賞者、NY在住)、外山俊樹(『アエラ』フォトエディター)
参加対象:プロフェッショナルのフォトジャーナリスト、あるいは編集者を目指している方、すでに写真家または編集者として活動している方
会場:東京都写真美術館 1階アトリエ(創作室)ほか
定員:20名 ※お申込み多数の場合は応募動機を参考に選考させて頂きます。
本年度の詳細はワークショップページをごらんください

写美フォトドキュメンタリー・ワークショップ
小中学生を対象とした報道カメラマンの1日体験
2011年7月22日(金) 10:00~16:30  終了致しました
会場:東京都写真美術館 1階アトリエ(定員15名)
申込方法:事前申込制
参加費:1,500円
募集締切: 2011年7月13日
お問い合わせ:03-5540-7450
※お申込は往復はがきでご応募ください。
〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞文化事業部「1日報道カメラマン」係
講演「東日本大震災から4カ月。被災地を見た写真家が未曾有の震災を振り返る」
2011年7月10日(日) 15:00~17:00  終了致しました

東日本大震災の被災地で活動された写真家の方々を講師に迎え、

スライドを交えながら、未曾有の震災を振り返ります。

講師:Q.サカマキ(WPP07受賞者、NY在住)×岡原功祐(2010年ユージン・スミス賞フェロー・シップ受賞等)
会場:東京都写真美術館 1階アトリエ(創作室)
入場無料
開場:14:30、先着順、自由席。
※どなたでもご参加できますが、席数には限りがございます。
※会場が当初予定しておりました2階ラウンジから、1階アトリエ(創作室)へ変更となりました。
ご了承ください。 

 

展覧会図録

一般書籍「WORLD PRESS PHOTO 2011」
出品作品全図版を掲載した公式カタログです。
A4判変形 155ページ 発行元:世界報道写真財団

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