
- 上映期間:2008年4月5日(土)~5月9日(金)
- 休映日:毎週月曜日 ※但し、5月5日(月)は上映、5月7日(水)は休映
- 上映時間:10:20(午前中1回のみの上映)
- 料 金:[当日券]一般1,800円(税込)/学生1,500円(税込)/ 小・中・シニア1,000円(税込)
■各種割引:以下の方は当日券が割引になります。
○写真美術館友の会会員(会員証提示) 1,500円
○当館での展覧会、映画の半券持参者(いつのものでも可) 1,500円
○三越、アトレ、TS3カード会員(会員証提示) 1,500円
○最新号ぴあ持参 1,500円
○夫婦50割引(どちらかが50歳以上) 2人で2,000円
○高校生友情プライス 高校生3人以上なら1人1,000円
--- バレエ・リュスを見て ---
ぼくはこの映画を見ていたそのときからもう一度見ようと心に決めて、4月15日(火)東京都写真美術館ホールで見た。
壮大な歴史である。ロシア革命を逃れた人たちが、パリでロシアバレエの復興をめざす。そして、戦火を逃れて米国に渡ったロシアバレエは、米国内の巡業に出たり第2次大戦では南米の巡業によって生き抜かなければならない。ハリウッドでの成功を最後にその火は消えるかに見えるが、今日では世界中でその流れが引き継がれている。
鬼才と云われたディアギレフの長くない生涯とその後継者たちの物語りを、当時の実写フィルムと高齢になったバレリーナたちの証言で綴る。
近代音楽と近代絵画の発展にもディアギレフの果たした役割は余りに大きい。およそ、アートプロデューサーだけではなく、アートにかかわる全ての人たちが文化運動とは何であるか、何を世界に残すのかについてこの映画によって考えてもらいたいものだ。
福原義春(ふくはら よしはる)
(株)資生堂 名誉会長
東京都写真美術館館長
(財)かながわ国際交流財団理事長
(社)企業メセナ協議会会長