本日は開館しております(10:00-20:00)

©2022Blue Island project
『Blue Island 憂鬱之島』©2022Blue Island project

当館では、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、体温測定やマスク着用などをお願いしております。ご来館の前に、必ずこちらをご確認ください。また、ご来館時に東京版新型コロナ見守りサービスへの登録をお願いいたします。感染防止策チェックリストはこちら

激動香港 市民は何を目指したか

1F ホール

2023.1.111.22

  • お問い合せ:太秦株式会社 TEL:03-5367-6073
  • 上映期間:2023年1月11日(水)~1月22日(日)
  • 休映日:2023年1月16日(月)

■上映作品・上映スケジュール ※詳細はこちらをご覧ください。

『Blue Island 憂鬱之島』
『時代革命』
『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』
『乱世備忘 僕らの雨傘運動』

■料金
●当日券(座席指定券)各作品共通
○ 一般 1,800円
○ 学生(大学・専門学校生)、高校生 1,500円
○ 中学生以下(3歳以上)、シニア(60歳以上)、障害者手帳をお持ちの方(介護者2名まで) 1,200円
※3歳未満のお子様に座席が必要な場合は料金(中学生以下)をいただきます。(保護者のお膝の上でのご鑑賞の場合は無料)

各種割引: 以下の方は当日料金が割引になります。
○ 当館で開催の展覧会、映画の半券提示(半券1枚につき一回の割引) 1,500円
○ 当館年間パスポート提示(同伴者1名まで) 1,500円
○(公財)東京都歴史文化財団が管理する施設の友の会会員証・年間パスポート提示 1,500円
○ MIカード(三越伊勢丹グループのクレジットカード)およびMIカードプラス[但し、MIカード(スタンダード)を除く。]提示 1,500円
○ JRE CARD(クレジットカード)提示 1,500円
○ 夫婦50割引(どちらかが50歳以上でお二人揃ってご購入の場合) 2人で 2,400円
○ 当館が発行する映画優待割引券(支援会員)提示 1,500円
※各種割引をご利用の際は証明書をご提示ください。

・全席指定
・各回定員入替制/立ち見不可/事前予約不可
・ご鑑賞当日午前10:00より、その日の全ての上映回について受付を開始いたします。
・満席の場合、ご入場をお断りいたしますので、予めご了承ください。
・開場は各上映開始時間の10分前を予定しています。


■上映作品
『Blue Island 憂鬱之島』
©2022Blue Island project
©2022Blue Island project

激動の三時代を生きた、実在する三人の視点が絡み合う
それぞれが求めた“香港人”アイデンティティ
すべては、彼らが世界と向き合おうとした時期に起きた出来事だった。ある者は文化大革命が起こるくらいならと、香港に向かって横たわる海峡を泳ぎ渡ることを選んだ。また、ある者は学生の自由の要求を支持し天安門広場へと向かったが、戦車と銃弾によって夢と肉体が削ぎ落とされる光景を目撃することになった。そして、あるものは理想の香港を作るため暴動の渦中に向かっていった…。この若き日の熱狂は、時代の移り変わりとともに深い闇の中に埋もれてしまった。しかし、彼らがいかに抵抗したかという記憶は、香港の歴史に残るかけがえのない瞬間の記録と証言であり、市民運動に参加する若者たちへ今でも多くの示唆を与えている。それぞれの世代の葛藤から、未曽有の危機に直面している香港の人々は、何を受け止め、どのような答えを導き出すのか。そして、私たち自身は…。

20世紀後半、“文化大革命”(1966~1976年)“六七暴動”(1967年)“天安門事件”(1989年)と世界を震撼させた事件に遭遇し、激動の歴史を乗り越えてきた香港。香港市民の自由が急速に縮小してゆくなかで、時代を超えて自由を守るために闘う姿をドキュメンタリーとフィクションを駆使してより鮮明に描きだす。監督は、2014年に香港の若者たちが未来のために立ち上がった“雨傘運動”の79日間を描いた『乱世備忘 僕らの雨傘運動』のチャン・ジーウン。香港・日本の共同製作により完成!この映画は、自由を求めるすべての人々とあなた自身の物語でもある。

監督・編集:チャン・ジーウン
プロデューサー:(香港)ピーター・ヤム、アンドリュー・チョイ/(日本)小林三四郎、馬奈木厳太郎
撮影:ヤッルイ・シートォウ
音楽:ジャックラム・ホー、ガーション・ウォン
美術:ロッイー・チョイ
字幕:藤原由希
字幕監修:Miss D
製作:Blue Island production
配給:太秦
2022年/香港・日本/カラー/DCP/5.1ch/97分

『Blue Island 憂鬱之島』公式HPはこちら→https://blueisland-movie.com/


『時代革命』
© Haven Productions Ltd.
© Haven Productions Ltd.

抗争の最前線で闘う若者たちの姿を描いた、香港人の自由と民主主義への闘い
2019年、犯罪容疑者の中国本土引き渡しを可能にする逃亡犯条例改正案が立法会に提出されたことをきっかけに、香港で民主化を求める大規模デモが起きた。参加者たちは「逃亡犯条例改正案の完全撤回」「普通選挙の導入」などを五大要求として掲げ、2019年6月16日には、香港の人口の約3割を占める約200万人(主催側発表)に膨れ上がった。デモ参加者には10~30代の男女が目立ち、70代の男性の姿もある。警察との衝突の最前線では催涙弾やゴム弾、火炎瓶が飛び交う。この最前線を中心に、壮絶な運動の約180日間を多面的に描いた本作は、カンヌ国際映画祭などでサプライズ上映され、国際社会に深いインパクトを与えた。自由とアイデンティティーをめぐる、絶望と希望の物語。スクリーンでしか観られない、衝撃の158分。

監督:キウィ・チョウ
配給:太秦
2021年/香港/カラー/DCP/5.1ch/158分

『時代革命』公式HPはこちら→https://jidaikakumei.com/


『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』
©Aquarian Works, LLC
©Aquarian Works, LLC

アジアを代表するスター歌手 “熱狂“と“再生“のドキュメンタリー
2014年、香港で起きた「雨傘運動」。警官隊の催涙弾に対抗して雨傘を持った若者たちが街を占拠したこの運動に、一人のスーパースターの姿があった。彼女の名前はデニス・ホー。同性愛を公表する香港のスター歌手である彼女は、この雨傘運動でキャリアの岐路に立たされていた。彼女は、中心街を占拠した学生たちを支持したことで逮捕され、中国のブラックリストに入ってしまったのだ。次第にスポンサーが離れていき、公演を開催することが出来なくなった彼女は、自らのキャリアを再構築しようと、第二の故郷モントリオールへと向かうのであった。

スー・ウィリアムズ監督による密着取材によって浮かび上がるのは、香港ポップスのアイコンであった彼女が、香港市民のアイデンティティと自由を守るために声を上げる一人のアーティスト、そして民主活動家へと変貌していく様である。その物語は、歪な関係にある香港と中国の過去30年間の情勢を見事に反映している。

そして、2019年6月。香港で「逃亡犯条例」改正に反対するデモが起き、彼女は再び岐路に立たされた。数百万のデモ参加者が街頭に繰り出した時、彼女は催涙ガスと放水砲が飛び交う通りに立ち続け、デモ参加者を守ろうとする。そして、国連やアメリカ議会で香港の危機的状況について訴え、自由と民主主義を守ろうとする人々の姿を世界に発信していくのだった。
自由を求める香港の人々の声が、デニス・ホーという存在に重なり、その願いが一つの歌となって響き渡る。映画の幕は閉じるが、香港の闘いはまだ終わっていない…。

監督・脚本・制作:スー・ウィリアムズ
製作総指揮:ヘレン・シウ
共同製作:ジュディス・ヴェッキオーネ
共同制作:ヌシャ・ベイラン オリジナル
音楽:チャールズ・ニューマン
編集:エマ・モリス
撮影:ジェリー・リシウス
字幕:西村美須寿
字幕監修:Miss D
協力:TOKYO FILMeX、市山尚三
資料監修:江口洋子
配給・宣伝:太秦
2020年/アメリカ/ドキュメンタリー/DCP/83分

『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』公式HPはこちら→http://deniseho-movie2021.com/


『乱世備忘 僕らの雨傘運動』
©2016 Ying E Chi All Rights Reserved.
©2016 Ying E Chi All Rights Reserved.

2014年香港の若者たちが未来の為に立ち上がった「雨傘運動」79日間の記録。
1997年香港が中国に返還され 、憲法に当たる基本法で「一国二制度」に基づく「高度な自治」が保障された。しかし、中国の影響力が次第に強まり、「高度な自治」は大きく揺らいでいる。2017年香港特別行政区行政長官選挙から1人1票の「普通選挙」が導入される予定であったが、中国の全国人民代表大会常務委員会は2014年8月31日、行政長官候補は共産党よりの『指名委員会』で認められなければ、選挙に出馬できないと決定し、事実上民主派を選挙から排除した。
2014年9月26日から、香港の高校生と大学生が中心となり、授業のボイコット及び「真の普通選挙」を求めるデモが行われ、当時27歳の陳梓桓(チャン・ジーウン)監督も、デモの前線に立ちカメラをまわしていた。街で出会った若者たちと監督自身も行動を共にし 、時に怒りと恐怖を感じ寄り添う事で、彼らのまっすぐな情熱と優しさが綴られていく。
香港の新世代による、香港、そしてアジアの未来を見つめる、社会派青春群像劇ドキュメンタリー。

監督:陳梓桓(チャン・ジーウン)
エグゼクティブプロデューサー:崔允信(ヴィンセント・チュイ)
プロデューサー:任硯聰(ピーター・ヤム)、陳梓桓(チャン・ジーウン)
コプロデューサー:張鐵樑(チョウ・テツリョウ)
編集:胡靜(ジーン・フ)、陳梓桓(チャン・ジーウン)
音楽:何子洋(ジャックラム・ホ)
制作:影意志(雨傘運動映像ワークショップ)
原題:乱世備忘(Yellowing)
配給:太秦
監修:倉田徹
2016年/香港/カラー/DCP/5.1ch/128分

『乱世備忘 僕らの雨傘運動』公式HPはこちら→https://amagasa2018.com/

※事業は諸般の事情により変更することがございます。 あらかじめご了承ください。