本日休館日

黒澤明生誕100年記念画コンテ展
「映画に捧ぐ」特別上映企画

1F ホール

2010.9.2510.8

  • お問い合せ:黒澤明画コンテ展事務局 03-3490-4340
  • 上映期間:2010年9月25日(土)~10月8日(金)
  • 休映日:9月27日(月)、 10月4日(月)

■上映作品:「静かなる決闘」、「羅生門(デジタル完全版)」、「乱」、「まあだだよ」
■上映時間


■料金:[当日券]一般1,500円/学生1,300円/中学生以下・シニア(60歳以上)1,000円
■各種割引:以下の方は一般[当日券]が1,300円になります。
○ 写真美術館友の会会員(会員証提示) 
○ 当館での展覧会、映画の半券持参者(半券1枚につき一回の割引)
○ 三越、アトレクラブビューSuicaカード会員(会員証提示)


「黒澤映画を捧ぐ~『静かなる決闘』 『羅生門』 『乱』 『まあだだよ』~」
展覧会開催に合わせまして、9月25日~10月8日、同じく東京都写真美術館内の1階ホール(190席)にて、選りすぐりの黒澤映画4本を上映いたします。世代を超え、国境を超えて今なお人々を虜にする黒澤映画の魅力をスクリーンでたっぷりとご堪能頂けます。「乱」、「まあだだよ」は、ぜひ画コンテと見比べてお楽しみください。

「黒澤明生誕100年記念画コンテ展 映画に捧ぐ」展
http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-328.html



◆「静かなる決闘」 1949年(角川映画)95分

監督: 黒澤明   脚本: 黒澤明/谷口千吉
出演:三船敏郎/志村喬/三条美紀

キネマ旬報ベストテン(第7位)、毎日映画コンクール 男優演技賞(志村喬)ほか
太平洋戦争に軍医として出征した若き医師・藤崎恭二は、野戦病院での手術中、誤って梅毒のスピロヘータに感染してしまう。戦後、復員した藤崎は、婚約者の美佐緒に指を触れることも出来ず苦悩する。そして藤崎が自分を遠ざける理由が分からない美佐緒も彼以上に苦しむ…。


◆「羅生門」 1950年(角川映画)88分(デジタル完全版)


監督: 黒澤明  原作: 芥川龍之介「藪の中」より
脚本: 黒澤明/橋本忍       
出演: 三船敏郎/京マチ子/志村喬/千秋実/加藤大介/本間文子

ヴェネチア国際映画祭(金獅子賞、栄誉金獅子賞)、米アカデミー賞名誉賞(最優秀外国語映画賞)ほか
「羅生門 デジタル完全版」全米映画批評家協会賞
平安時代。土砂降りの雨に煙る羅生門の廃墟で旅法師と杣売りが首を傾げていた。走り込んで来た下人の問いに答えて2人は不思議な話を語り始める。都で名高い盗賊・多襄丸が森の中で武士の夫婦を襲い、夫を殺した。だが検非違使庁での3人の証言は全く言っていいほど異なっていた…。


◆「乱」 1985年(角川映画)162分

監督: 黒澤明  脚本: 黒澤明、小国英雄、井手雅人
出演:仲代達也/寺尾聰/根津甚八/隆大介/原田三枝子/宮崎美子/ピーター/植木等

米アカデミー賞(衣裳デザイン賞)、英アカデミー賞最優秀外国語作品賞、伊ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞外国映画監督賞ほか
戦国を生き抜いた猛将が、ある日突然引退宣言をし、自分の地位や財産を3人の息子に譲るところから物語は始まる。本来ならば息子達は立派に父の意思を継ぎ、父親も安泰のうちに老後の隠居生活を送れるのであろうが、そううまく物事が運ばないのが世のならい。やがて息子達は父親をないがしろにして血で血を洗う肉親同士の争いへと発展していく…。


◆「まあだだよ」 1993年(角川映画)134分

監督・脚本: 黒澤明  原作: 内田百閒
出演:松村達雄/香川京子/井川比佐志/所ジョージ/寺尾聰/小林亜星

シカゴ映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
昭和18年、先生は文筆活動に専念するため長年務めた大学を辞めた。だが先生の人柄を慕う門下生たちは、戦中戦後を通じてその後も足繁く先生のもとを訪ねてくる…。教師と教え子の20年以上にわたる交流をしみじみとまた温かく描いた巨匠・黒澤明監督の30作目にして残念ながら遺作となった作品。

関連イベント

トークショー開催
2010年9月25日(土) 16:00~  終了致しました
「『乱』のアーカイブ資料を読み解く」(仮題)
ゲスト: 熊田将彦氏(黒澤プロダクション)
  岡田至弘氏(龍谷大学教授工学博士)

※トークショーは、「黒澤明生誕100年記念画コンテ展」のチケットまたは「黒澤映画に捧ぐ」映画鑑賞券をお持ちの方は、どなたでもご観覧頂けます。(無料/先着順)
入場整理券を10:00より1Fホール受付にて配布致します。(定員に達し次第締め切ります。)