坂田栄一郎
PIERCING THE SKYー天を射る
2004.9.4(土)—10.11(月・祝)
- 開催期間:2004年9月4日(土)~10月11日(月・祝)
- 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
- 料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 500(400)円
- ※各種カード割引あり
( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料
肖像写真家として著名な坂田栄一郎氏。日本大学芸術学部写真学科を卒業した坂田氏は、株式会社ライトパブリシティに1年在籍した後に渡米し、リチャード・アヴェドンに師事。1970年に一時帰国した際には、初個展「Just Wait」を開催し、当時の写真界にセンセーショナルを巻き起こしました。その後、「注文のおおい写真館」、「TALKING FACES」など、それまでの日本の肖像写真にはあり得なかった意欲的な作品を発表し続けました。その一方で、1988年の創刊から雑誌「アエラ」の表紙の肖像写真を担当し、これまで撮影した人の数は800人を超えています。彼の撮る肖像写真には撮られた人物だけではなく、その人の生きている時代、思想が浮かび上がっており、それらに感銘を受ける人々が後を絶ちません。また、氏は1993年にアルル国際写真フェスティバルにメインゲストの一人として招待され、この年のアルル名誉市民賞を受賞しました。今回は本展覧会のために約7年前より撮りおろされた未発表作品約100点を展示。モノクロの人物と色鮮やかな自然との対峙を軸に、前作の「amaranth」からのテーマでもあった「環境問題」を、より深く表現しています。相対する写真の語りかけに込められた、慈雨のようなメッセージを受け取って下さい。

マニュエル・ルグリ(バレエ・ダンサー)(C) 坂田栄一郎

エンツォ・クッキ(画家) (C) 坂田栄一郎