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2F

日本の新進作家展 Vol.2

幸福論

2003.9.910.5

  • 開催期間:2003年9月9日10月5日
  • 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
  • 料金:一般500(400)円/学生400(320)円/中高生・65歳以上250(200)円  ※( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者/小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/東京都写真美術館友の会会員は無料/第3水曜日は65歳以上無料 ※9/15(月・敬老の日)は65歳以上無料、10/1(月・都民の日)は無料

東京都写真美術館では平成7年(1995年)の総合開館以来、「写真表現の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘し、新しい創造活動の展開の場とする」ことを美術館の基本的性格として掲げ、積極的に現代写真の紹介に取り組んでまいりました。
昨年には、新進・気鋭の作家によるグループ展『日本の新進作家−風景論』を開催し、好評を得ました。こうした試みは一過性のイベントに終わらせることなく、今後も定期的に開催してまいります。
本年度はその第2回目として、蜷川実花・三田村光土里・小松敏宏の3人の作家による『日本の新進作家ー幸福論』を開催いたします。今回は、作家のより精神的な内的世界を探るべく、写真作品のみならず、ヴィジュアル・アートも含めたマルチプルな展示を展開します。3人の個性あふれる『幸福論』は、私たち自身の『幸福論』を考える、小さなきっかけとチャレンジになることでしょう。

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しあわせのかたち・・・

人間は生まれたときからそれぞれの生涯に応じた量の記憶を抱え、
日々それを失いつつ、また、更新しながら生きています。
そんな私たちに響く“幸福(しあわせ)”という言葉は、
曖昧ながらも温かく、優しく、時に甘やかなイメージを与える一方で、
すでに失われてしまった幾つかのものを懐かしく思い出させます。
幸福(しあわせ)について考えるとき、
ふと立ち止まって、過去と未来を想い出してしまうのは、
そんな理由があるからかもしれません。







(c) Mika Ninagawa



自分が植物になったような気分になる時、
花にとまる小さな昆虫のような気分になった時、
そんな時にシャッターをきった。
意識がはっきりしている時に撮った花は、
ただただ美しいだけで
花以上のなにかには、決してならなかった。
花を撮るという行為は、私にとって、
花以上のなにかになること。
良い写真が撮れる時、私は必ず、
この世とあの世の境目のような、
無意識な宙ぶらりんなところにいる。

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(c)Midori Mitamura



人生の中で、幸せだと思える時間が
どんなに短くても
どんなに長くても、大きな時間の流れの中では、
やはり一瞬の輝きに過ぎない。
しかしたとえ一瞬の幸せでも、
それが強い光として記憶の中で輝いていれば、
幸せな人生だったと最期に感じられるのではないだろうか。
そして肉体を失うと同時に時空を
失ったその一瞬の記憶は、別の次元でなお、
永遠の記憶として
輝き続けているのかもしれない。

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(c) Toshihiro Komatsu



私の作品は、自らが出会った構築された空間と、
そこに住み、仕事をする人々、
そして近隣の環境との関係についてである。
私は1994年にドイツに渡り、
その後、オランダとアメリカ合衆国に在住する。
そして現在私は京都に住んでいる。
私の探究方法は、各国の都市で出会った個々の建築的ケースに
応じたサイトスペシフィックな作品を制作して
建築的特異性を調査し、
場所のアイデンティティーを定義することである。

展覧会図録

日本の新進作家 vol.2:幸福論:小松敏宏・蜷川実花・三田村光土里

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■主催:東京都/東京都写真美術館
■助成:芸術文化振興基金  
■協力:富士写真フイルム/富士ゼロックス/シグマラボ/プロラボクリエイト東京/サッポロビール/
カシマ/エディシオン/トレヴィル

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