本日は開館しております(10:00-18:00)
2F 展示室

江戸開府400年記念事業

「士(さむらい)/日本のダンディズム」展

2003.10.1211.24月・振休

  • 開催期間:2003年10月12日11月24日月・振休
  • 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
  • 料金:一般500(400)円/学生400(320)円/中高生・65歳以上250(200)円  ※( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者/小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/東京都写真美術館友の会会員は無料/第3水曜日は65歳以上無料

江戸開府400年を記念して、写真のみならず様々なジャンルの作品に表現された士(さむらい)を見わたす「写真と絵画の展覧会 士(さむらい)−日本のダンディズム−」を開催いたします。
1603年(慶長八年)に始まり士(さむらい)が繁栄の頂点を極めた江戸時代は、憧憬と敬愛によって、多くの偉人や歴史上の人物、あるいは歴史そのものとして、士(さむらい)がその勇壮な姿を画像化された時代でした。誇り高く、憧れの存在であった士(さむらい)。その姿は海外の人にはどう映っていたのでしょう・・・。
士(さむらい)を初めて写真に収めたのは、1854年(安政元年)ペリー来航に同行したカメラマンでした。本展では、このような海外からの作品のほか、士(さむらい)をモチーフとして制作されたダゲレオタイプやアンブロ・タイプなど、写真初期のオリジナル・ピース、日本絵画、版画、油絵などさまざまな作品を通して表現された士(さむらい)のダンディズムを紹介します。



「スフィンクスの前の遣欧使節一行(第二回遣欧使節団)」 三宅立雄氏蔵



エリファレット・ブラウン・ジュニア「田中光義像」1854 ダゲレオタイプ




フィリップ・ポトー「田中光義像」1864 アルビュメン・プリント

関連イベント

士~さむらい~展関連 幕末写真ワークショップ
2003年10月25日(土) ~  終了致しました
2003年10月26日(日) ~  終了致しました
2003年11月15日(土) ~  終了致しました
2003年11月16日(日) ~  終了致しました
幕末・日本に写真が渡来した頃の技法を体験



記念講演会「幕末期における絵画と写真の交差」開催
2003年11月9日(日) 14:00~16:00(開場:13:30)  終了致しました
安政元(1854)年、二度目に来航したアメリカ海軍提督ペリーは、当時ダゲレオタイピストと呼ばれた写真師、エリファレット・ブラウン・ジュニアを同行していたのです。ブラウンは横浜や函館など、来航地で士の姿を写真に収めました。このとき、士は自らの姿を定着させる「写真」と直接に向き合いました。しかし、すでにその姿は屏風・絵巻・掛幅、錦絵など日本の伝統的な絵画において連綿と描き継がれていたのです。本講演会では、江戸時代そして、写真が日本へ流入した幕末という時代、ここに生きた士の姿についてディスカッションを行います。

■講演:小林忠(学習院大学教授)
竹内誠(東京都江戸東京博物館館長)
福原義春(東京都写真美術館館長)
■会場:東京都写真美術館1階ホール
■入場無料:本展観覧券をお持ちの方はどなたでも参加できます。
■定員:190名(当日先着順)
※当日10:00より1階受付にて整理券を配布致します。

展覧会図録

写真と絵画の展覧会:「士 : さむらい」:日本のダンディズム

図録一覧はこちら


■主催:東京都/東京都写真美術館/読売新聞東京本社/美術館連絡協議会
■協賛:花王株式会社/財団法人地域創造/富士フイルム/花王
■後援:江戸開府400年事業推進協議会
■協力:サッポロビール
■助成:財団法人地域創造