2・B1F 展示室
奈良原一高「時空の鏡:シンクロニシティ」展
2004.5.22(土)—7.11(日)
- 開催期間:2004年5月22日(土)~7月11日(日)
- 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
- 料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 350(280)円
- ※各種カード割引あり
( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/
小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料
1956年に軍艦島をテーマにした『人間の土地』で鮮烈なデビューを飾った奈良原一高。当時、早稲田大学大学院生だった氏の、人間を捉える鋭い視点は写真界に衝撃をもたらしました。その後、デビュー前の作品『無国籍地』を『ロッコロール』誌に発表。‘58年には閉ざされた環境を捉えた『王国』で更に注目を浴び、第2回日本写真批評家協会新人賞を受賞。その後、ヨーロッパ、ニューヨーク、東京と、次々に拠点を移しながら、『ヴェネチアの夜』、『ブロードウェイ』など 今日まで様々なテーマの写真を世に送り続け、世界的な写真家として高い評価を得ています。また、最近ではデジタル写真にも取り組み、『Heaven (天)』では更に独自の境地を開拓しました。
今回、東京都写真美術館では今年で写真家生活50周年を迎える氏の日本初となる回顧展を開催いたします。当館が収蔵する名作に加え、60年代の貴重なファッション写真も初展示。50年代の日本に始まり、60年代のヨーロッパ、70年代のアメリカ、21世紀の東京と、時空を旅してきた奈良原の軌跡をいっしょに駆け抜けてみませんか?

「インディアン村の2つのごみ罐」 “Two Garbage Cans,Native American Village”1972年

「インナーフラワー」 “Inner Flower”1991年