世界報道写真展2006
2006.6.17(土)—7.30(日)
- 開催期間:2006年6月17日(土)~7月30日(日)
- 休館日:毎週月曜日(ただし7/17は開館、翌7/18は休館)
- 料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 400(320)円
- ※各種カード割引あり
( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料
1955年、報道写真の重要性と報道の自由を世界的規模で広げるためにオランダで設立された「世界報道写真財団」は、毎年、プロの写真家が前年1年間に撮影した報道写真を対象にコンテストを開いています。選出については、事件、事故、紛争やスポーツなど10部門に分類し、それぞれ短写真、組写真の1位から3位までの入賞作品を決定。その中より入賞作品約200点を集めて世界50カ所以上を巡回しています。今年で49回目を迎える本展への応募数は122カ国、地域から4,448人、8万3000点にも達しました。会場には、いまもなお中東などで続く自爆テロ、東欧で起きた洪水、アメリカを襲った巨大ハリケーン、飢餓や病気に苦しむアフリカの人々の姿など、人類が直面する現場からカメラマンが発信した写真が並びます。今年、大賞作品に選ばれたのはカナダ人カメラマンが撮影したアフリカ・ニジェールの臨時食料配給所で母親の唇に手をあてた子供の写真でした。大きく見開いた母親の目と痩せ細った1歳児の手は、静かにアフリカの危機的状況を訴えかけます。写真家たちが命をかけて捉えた現実の瞬間は、私たちの心に強烈な印象を残すことでしょう。
マイケル・アップルトン(米国)
ニューヨーク・デーリーニュース紙
「ハリケーン・カトリーナの被害」
スポットニュースの部《組写真3位》

トッド・ヘイスラー(米国)
ロッキーマウンテンニュース紙/ポラリス・イメージズ
「戦死した海兵隊員を称えて:リノ空港に到着したジェームズ・キャシー少尉の遺体」
ニュースの中の人々《組写真1位》