本日休館日

「養子縁組」 1993年-2000年 adoption, 1993/2000

2F 展示室

オーストラリア現代作家

デスティニー・ディーコン展

2006.4.29土・祝6.11

  • 開催期間:2006年4月29日土・祝6月11日
  • 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)※5月1日(月)は臨時開館します
  • 料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 500(400)円
  • ※各種カード割引あり

( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料

東京都写真美術館では、世界的活躍がめざましいオーストラリアの新進気鋭アーティスト、デスティニー・ディーコンの展覧会を開催します。本展は2004年11月26日から2005年1月30日までシドニー現代美術館で開催され、ニュージーランド等を巡回したディーコン初の個展を基礎とし、日本巡回用にアレンジしたものです。ディーコンは、オーストラリアを代表するインディジネス・アーティスト(先住民出身作家)で、現代社会に対する鋭い視点に裏付けされた表現は、オーストラリアやアジアのみならず、2002年のドクメンタ(5年に一度、ドイツのカッセルで行われる現代美術の祭典)や、美術雑誌特集記事などに取りあげられるなど、欧米各国でも注目されている作家です。今回の展覧会ではディーコンの13年にわたる作家活動より、写真、映像、インスタレーション、オブジェ等を展示します。ディーコンの創作活動は、テレビ、新聞、インターネット、DVD、ビデオ、書籍など、日常的なメディアを通じて展開されています。彼女は、「クーリ・キッチュ」(クーリ族のキッチュ)と呼ばれるキッチンクロス、人形、その他の観光土産品など、先住民に対する白豪主義的な見方が表れた消費者市場向け商品をモチーフとしています。対象に隠されている歴史や現実の歪みを、拡大・縮小したり、静と動を配することで、一般的な見方を破壊し、部分から全体への考察を促しているのです。ディーコンの作品は、人間のアイデンティティに対する解釈に内在する、哀感、ユーモア、悲劇を表しています。視覚的にアピールし魅了するのはもちろんですが、一方で、オーストラリアの都市部で生活する先住民が直面する社会的問題という、深刻な側面を浮き彫りにしているのです。


「そこにいる」 1998年   Being there, 1998



「塀の向こうには」 2000年  Over the Fence, 2000



「女神を待つ」 1993年-2003年
Waiting for Goddess(B), 1993/2003


作品はすべて
Courtesy of the Artist and Roslyn Oxley9 Gallery, Sydney (c)Destiny Deacon

※タイトルの“Don't look blak”は「back(過去)」「black(黒人)」など複数の意味を持つディーコンのつくった造語です


デスティニー・ディーコン
1957年クイーンズランド州メリーボロー生まれ。カカ(クイーンズランド州遠北部)、エルブ・メール(トレス海峡)族出身。メルボルンで育ち、1979年、メルボルン大学で文学士号を取得。1981年、ラ・トローブ大学にて教員養成課程を修了。アーティスト/写真家、演技者、ビデオ製作者、ライター、教員、ラジオ・ブロードキャスターとして活動


□主催:東京都写真美術館/読売新聞東京本社/美術館連絡協議会/メルボルン大学アジアリンクセンター/シドニー現代美術館
□協賛:花王株式会社/凸版印刷/日豪交流年事業

展覧会図録

デスティニー・ディーコン展 : オーストラリア現代作家

図録一覧はこちら