B1F 展示室
総合開館30周年記念 ペドロ・コスタ(仮称)
2025.8.28(木)—12.7(日)
- 開催期間:2025年8月28日(木)~12月7日(日)
- 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)
- 料金:一般 700(560)円/学生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円 ※( )は20名以上団体、小学生以下および都内在住・在学の中学生、障害手帳をお持ちの方とその介護者は無料、第3水曜日は65歳以上無料
ポルトガルの鬼才、映画監督ペドロ・コスタ(1959-)の日本初となる個展を開催します。2018-2019年にポルトガル・ポルトのセラルベス美術館で開催された大規模個展「companhia」や、「The Song of Pedro Costa」(スペイン、2022-2023年)の開催など、世界が注目するコスタの映像作品に加え、当館の写真・映像コレクションも紹介し、映像とイメージの歴史を浮かび上がらせます。「すべての映画は千の手で書かれた手紙」とするコスタ。その制作方法、社会的構造へのアプローチ、映画史との関係性を、映像にとどまらない写真や資料等によって検証し、コスタの映像世界を紹介します。
作家プロフィール
ペドロ・コスタ
1959年、ポルトガル・リスボン生まれ。リスボン大学で歴史と文学を学び、映画学校では詩人・映画監督アントニオ・レイスに師事。
1989年の長編デビュー作《血》がヴェネチア国際映画祭で注目を集め、その後《骨》(1997)や《ヴァンダの部屋》(2000)で国際的評価を確立。
カンヌ国際映画祭やロカルノ国際映画祭など受賞歴多数。《ホース・マネー》(2014)でロカルノ国際映画祭最優秀監督賞を受賞。《ヴィタリナ》(2019)はロカルノで金豹賞を受賞。アントン・チェーホフの戯曲『三人姉妹』に着想を得て制作した短編ミュージカル映画《火の娘たち》(2023)は第76回カンヌ国際映画祭で特別招待作品として上映され、各国で高い評価を得ている。