本日は開館しております(10:00-20:00)

室生寺弥勒堂 釈迦如来坐像左半面相
B1F 展示室

土門拳の古寺巡礼

2023.3.185.14

  • 開催期間:2023年3月18日5月14日
  • 休館日:毎週月曜日(ただし、5/1は開館)
  • 料金:一般1,100円/学生・65歳以上900円/中高生700円

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ドキュメント、人物、古美術、建築、風景、そのいずれにも忘れがたい作品を残し、日本の写真史に巨歩を記した土門拳(1909-1990)。ライフワーク『古寺巡礼』の第一集が刊行されたのは1963年、今年で60年を迎えます。戦前から仏像行脚を続けた土門は、みずからの眼で選んだ古寺や仏像を徹底して凝視し撮影。建築の細部や仏像の手や足、口などをクローズアップで捉える独自のスタイルを貫きました。『古寺巡礼』の刊行途上、脳出血で倒れ、以後は車椅子生活になってからも不屈の精神で撮影を続行し、1975年、第五集で完結。本展はカラーの代表作と、土門を魅了した室生寺の釈迦如来坐像をはじめ、重量感のある平安初期の木彫仏を中心にモノクロームの仏像写真と、合わせて約120点を展観します。土門が対象の本質に迫った、力強く個性的な「日本の美」をご覧ください。


飛鳥寺金堂 釈迦如来坐像面相詳細 昭和39年(1964)


薬師寺三重塔全景 昭和36年(1961)


唐招提寺金堂 千手観音立像左脇千手詳細 昭和38年(1963)


室生寺金堂 十二神将立像(左から巳神、未神、申神、辰神) 昭和18年(1943)頃


浄瑠璃寺本堂 吉祥天立像面相 昭和40年(1965)


臼杵石仏群 古園大日如来坐像左半面相 昭和37年(1962)

写真提供:土門拳記念館

土門拳(1909-1990)
1909年、山形県酒田市生まれ。1935年、日本のグラフ・ジャーナリズムを切り拓いた「日本工房」に入って以来、脳血栓で倒れる1979年までの足かけ45年にわたり、「報道写真家」として激動の日本を記録。『文楽』『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』『風貌』『古寺巡礼』など、不朽の名作を数多く残す。1939年、室生寺を訪れて以来、戦中も全国を巡り仏像を撮影。1960年、脳出血で倒れて35ミリカメラの操作が困難となり、大型カメラで『古寺巡礼』(全5集)の撮影に取り組んだ。

主催:クレヴィス
共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
協力:公益財団法人さかた文化財団 土門拳記念館

※事業は諸般の事情により変更することがございます。 あらかじめご了承ください。
※同会期で予定しておりました「アンリ・カルティエ=ブレッソン」展より変更となりました。

関連イベント

記念講演会 土門の撮影助手・藤森武が語る「土門拳と古寺巡礼」
2023年4月15日(土) 14:00~15:30 [開場13:30]  終了致しました
講師|藤森武氏(写真家/土門拳記念館 理事)
会場|東京都写真美術館 1階ホール
定員|180名
参加費|無料。ただし入場時に「土門拳の古寺巡礼」展の半券の提示必須。

※当日10:00より1階総合受付にて整理券を配布します。番号順入場、自由席。
特別対談 内弟子が語る「古寺巡礼」
2023年5月6日(土) 14:00~15:30 [開場13:30]  終了致しました
講師|藤森武氏(写真家/土門拳記念館 理事)× 堤勝雄氏(写真家/土門拳記念館 理事)
モデレーター|田中耕太郎氏(土門拳記念館 学芸員)
会場|東京都写真美術館 1階ホール
定員|180名
参加費|無料。ただし入場時に「土門拳の古寺巡礼」展の半券の提示必須。

※当日10:00より1階総合受付にて整理券を配布します。番号順入場、自由席。