
左)【スポーツ・アクションの部組写真1位】
ペーター・スホルス(オランダ)ロイター通信「ワールドカップ決勝でのジダンの退場」
右)【世界報道写真大賞】
スペンサー・プラット(アメリカ)ゲッティ・イメージズ「破壊された南ベイルートの町を車で通り抜ける若者グループ」
世界報道写真展2007
2007.6.16(土)—8.5(日)
- 開催期間:2007年6月16日(土)~8月5日(日)
- 休館日:毎週月曜日 ※7月23日(月)は臨時開館します。
- 料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 400(320)円
- ※各種カード割引あり
( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料
東京都写真美術館では「世界報道写真展2007」(朝日新聞社など主催)を、6月16日より開催いたします。「世界報道写真財団」は、報道写真の重要性と報道の自由を世界的規模で広げるために、1955年、オランダに設立されました。毎年、プロの写真家が前年1年間に撮影した報道写真を対象に「世界報道写真コンテスト」を行っており、事件、事故、紛争やスポーツ、アートなどのニュース写真を10部門に分類。それぞれ単写真、組写真の1位から3位までの入賞作品を選出し、そのなかから約200点を集めた展覧会は世界45カ国以上を巡回しております。50回目を迎える今年のコンテスト応募数は4,460人、7万8000点を超えました。大賞に輝いたのは、イスラエルのレバノン爆破で破壊されたベイルートの町を通り抜ける若者の写真で、複雑な現地社会を象徴したものとなっています。また、今年はニューヨークを拠点に数々の紛争最前線で取材をしてきた日本人写真家、Q・サカマキさんがスリランカの紛争現場でとらえた写真で「ニュースの中の人びと」部組写真で1位に輝きました。そのほかにも、珍しい動物の生態やサッカーワールドカップなどスポーツ写真、ポートレート、と素晴らしい写真が目白押しです。いま、この地球上で起こっているあらゆるニュースを最高の技術と取材力で、また、時に命を懸けて撮影した写真家たちの作品の数々が、今年も見る者の心を大きく揺さぶることでしょう。
左)【一般ニュースの部組写真2位】ピーター・ヴァン・アトネール(アメリカ)ポラリス・イメージズ「夜襲」
中)【ポートレイトの部単写真3位】デイモン・ウィンター(アメリカ)ロサンゼルス・タイムズ紙「クリント・イーストウッド」
右)【ニュースの中の人びとの部組写真2位】アルトゥーロ・ロドリゲス(スペイン)AP通信「テネリフェ島のテヒタビーチで密入国者を助ける観光客


左)【ニュースの中の人びとの部組写真1位】Q・サカマキ(日本)リダックス・ピクチャーズからニューズウィーク誌「スリランカ、終わりなき戦争」
右)【自然の部組写真1位】ポール・ニックレン(カナダ)ナショナル・ジオグラフィック誌「ヒョウアザラシの狩り」