本日は開館しております(10:00-20:00)

世界報道写真大賞 一般ニュースの部 単写真1位
マッズ・ニッセン、デンマーク、ポリティケン/パノス・ピクチャーズ
初めての抱擁
ブラジルのサンパウロにあるヴィヴァ・ベム介護施設で2020年8月5日、看護師のアドリアナ・シルヴァ・ダ・コスタ・ソウザに抱きしめられるローザ・ルジア・ルナルディ(85)。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、入場制限などを実施します。ご来館のお客様は、必ずこちらをご確認ください。
※本展はオンラインによる日時予約の対象外です。
B1F 展示室

世界報道写真展2021

2021.6.128.9

  • 開催期間:2021年6月12日8月9日
  • 休館日:毎週月曜日(ただし7/26, 8/2, 8/9は開館)
  • 料金:一般 1,000(800)円/大学・専門学校生 800(640)円/中高生・65歳以上 600(480)円 ※( )は当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引(ご利用案内をご参照ください)、当館年間パスポートご提示者割引(同伴の方1名まで)/小学生以下および都内在住・在学の中学生、障害手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)は無料 ※各種割引の詳細はご利用案内をご参照ください。各種割引の併用はできません。※本展はオンラインチケットの対象外です。当日1階総合受付にてご購入ください。

第64回目を迎える今回は、130の国と地域のフォトグラファー4,315人から計74,470点の応募がありました。展覧会では、厳正な審査を経た約150点の入賞作品を紹介します。今年のコンテストは「現代社会の問題」、「一般ニュース」、「環境」、「自然」、「長期取材」「スポーツ」「スポットニュース」、そして「ポートレート」の全8部門において、28カ国45人の受賞が決まりました。各部門はそれぞれ「単写真(写真1枚)」と「組写真(複数の写真で構成)」に分かれています(長期取材の部を除く)。入賞者は部門毎に各1位から3位までのいずれかに該当し、入賞者の中から、その年の最も優れた作品に対して「世界報道写真大賞」「世界報道写真ストーリー大賞」が贈られます。今年は世界報道写真大賞にマッズ・ニッセン氏(デンマーク、ポリティケン/パノス・ピクチャーズ)の作品「初めての抱擁」が選ばれました。新型コロナウイルスと闘っている人間の絆と温もりが撮られており、人々に勇気を与える1枚です。

「世界報道写真展」公式ホームページはこちら


スポットニュースの部 単写真1位
世界報道写真大賞ノミネート作品
イヴリン・ホックシュタイン、アメリカ
奴隷解放記念碑論争
2020年6月25日、米国ワシントンDC のリンカーン公園で奴隷解放記念碑の撤去をめぐり意見を異にする男性と女性。


ポートレートの部 単写真1位
世界報道写真大賞ノミネート作品
オレグ・ポノマレフ、ロシア
ジェンダー移行:イグナット
2020年4月23日、ロシアのサンクトペテルブルクにてガールフレンドのマリアと座るトランスジェンダー男性イグナット。


環境の部 組写真2位
シリル・ジャズベック、スロベニア、ナショナルジオグラフィックに提供
気候変動と闘う策:自分の氷河を造る
ラダックの旧王都レー近郊のガングレスにある高さ24メートルの氷の仏塔。配水管から噴き出た水で形成される。


世界報道写真ストーリー大賞 長期取材の部 組写真1位
アントニオ・ファシロンゴ、イタリア、ゲッティルポタージュ
ハビビ
2015年5月、ナエル・アル・バルグーティのスーツは、パレスチナの都市ラマラ近郊のコバールにある彼の自宅寝室にかかったままだ。アル・バルグーティの妻イマン・ナフィは、夫の服や持ち物をそのままにしている。アル・バルグーティは、対イスラエル奇襲攻撃後の1978年に逮捕された。2011年にいったん釈放されて、イマン・ナフィと結婚したが、2014年に再逮捕され終身刑を宣告された。彼の収監期間は40年を超え、イスラエルの刑務所のパレスチナ人受刑者の中で最も長く役となっている。


自然の部 単写真1位
アミ・ヴィターレ、米国、CNNに提供
浸水した島からキリンを救出
2020年12月3日、ケニア西部バリンゴ湖にある洪水に見舞われたロンギチャロ島から特製のはしけで安全な所に輸送されるロスチャイルドキリン(ジラファ・カメロパルダリス・ロスチルディ)。


スポーツの部 単写真3位
トマシュ・マルコフスキー、ポーランド
自転車ロードレース「ツール・ド・ポローニュ」でのクラッシュ
2020年8月5日、ポーランドのカトヴィツェで行われたツール・ド・ポローニュ(ツアー・オブ・ポーランド)の第1ステージにおいて、フィニッシュライン数メートル手前で同じオランダの選手ファビオ・ヤコブセンと衝突しクラッシュするディラン・フルーネウェーヘン選手(左)。

※事業は諸般の事情により変更することがございます。 あらかじめご了承ください。

主催:世界報道写真財団、朝日新聞社
共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
後援:オランダ王国大使館、公益社団法人日本写真協会、公益社団法人日本写真家協会、全日本写真連盟
協力:特定非営利活動法人 国境なき医師団日本

関連イベント

~人道危機の現場、そこに生きる人びとの声~ フォトグラファー千葉康由×国境なき医師団
2021年7月17日(土) 14:30~16:00  終了致しました
設立50年を迎えた国際的な医療・人道援助団体「国境なき医師団」のプロジェクト・コーディネーターが、2020年の世界報道写真大賞を受賞したフォトグラファー千葉康由さんとともに、人道危機に直面する人びとについてオンライントークを行いました。ファシリテーターにジャーナリストの浜田敬子さんをお迎えし、受賞作「Straight Voice(まっすぐな声)」の撮影背景や、コロナ禍における人道援助、取材活動等についてお話いただきました。

オンライントークイベント アーカイブ動画
以下URLより視聴いただけます。
https://www.msf.or.jp/news/detail/headline/wpph20210727as.html
主催:朝日新聞社、国境なき医師団日本

お問い合わせ event@tokyo.msf.org

展覧会図録

WORLD PRESS PHOTO 2021
世界報道写真展2021の入賞作品を紹介。 体裁:247×195mm、240ページ 価格:2,800円(税込) © 世界報道写真財団、朝日新聞社 © Lannoo

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