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東京都写真美術館 TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM

本日休館日

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カロリナ・ブレグワ《嗚呼、教授!》2018年 シングルチャンネル・ヴィデオ、カラー  (6分) Courtesy of the artist
B1F

しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 

1970年代から現在へ

2019.8.1410.14月・祝

  • 開催期間:2019年8月14日10月14日月・祝
  • 休館日:毎週月曜日(ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌平日休館) ※10月12日(土)および10月13日(日)は台風19号のため臨時休館
  • 料金:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円 ※ ( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引(ご利用案内をご参照ください)/ 小学生以下および都内在住・在学の中学生、障害手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料/当館年間パスポートご提示者無料(同伴の方1名様まで無料)。 ※8月15日(木)- 8月30日(金)の木・金17:00-21:00はサマーナイトミュージアム割引(学生・中高生無料/一般・65歳以上は団体料金) ※9月16日(月・祝)敬老の日は65歳以上は無料 ※10月1日(火・都民の日)は無料 ※各種割引の併用はできません。

東京都写真美術館では、日本・ポーランド国交樹立100周年を記念して、東欧の文化大国ポーランドの1970年代以降の美術を、女性作家と映像表現のあり方に注目して紹介する展覧会を開催します。 20世紀のポーランド美術史・映画映像史は、数多くの男性の名によって語られてきました。しかし、ベルリンの壁崩壊後いっきに東側に流れ込んできたグローバル経済の波に参画し、EU加盟も果たした21世紀のポーランドにおいて、女性たちによる多くの表現が、特に映像表現の領域で存在感を放っています。と同時に、これまで十分に語られてこなかった、女性作家の映像を用いた表現の先駆例について再検証しようという流れが生まれています。 本展は、ポーランド国内外の研究者やキュレーター、関連機関との連携交流を通じて、ポーランドの1970年代からの美術の歩みを、その時代背景をふまえながら新たな視点で読み解きます。そして、世代を異にする女性アーティストたちが、自身のおかれた社会環境を見つめ、それぞれの表現方法で発信する術を、いかに見出してきたかをたどる、きわめて意欲的な展覧会です。

Ⅰ.限られたアクセスのなかでーパイオニア世代の映像実験 1970-80年代
東西冷戦下、鉄のカーテンの向こう側で、女性アーティストたちは、機材や技術へのアクセスがきわめた限られた環境下でありながらも、さまざまに映像表現を試みていました。若手気鋭のアーキビストで研究者のマリカ・クジミチ氏(アルトン財団代表)を共同キュレーターとして招き、ポーランド国内でもまだ貴重な近年のリサーチの成果をご紹介します。
出品アーティスト/作品紹介
エヴァ・パルトゥム[1945‐]
ナタリア・LL[1937‐]
ヨランタ・マルコラ[1950‐]
ヤドヴィガ・ジンゲル[1952‐2008]
バルバラ・コズウォフスカ[1940‐2008]
イザベラ・グストフスカ[1948‐]
アンナ・クテラ[1952‐]
テレサ・ティシキェヴィチ[1953‐]
イヴォナ・レムケ=コナルト[1958‐]



エヴァ・パルトゥム 《ドローイング TV》 1976年 8ミリフィルム(ヴィデオに変換)、白黒、サイレント (6分1秒)  Courtesy of the artist

Ⅱ-1.転換期ークリティカル・アート潮流とともに 1990年代以降
民主化を果たしたポーランドの社会は、新たに再編されたヨーロッパの秩序のなかで、物質的な豊かさを得ていく一方で、格差の拡がりや価値観の変化などの転換を経験します。そんな時代を背景に、1990年代以降のポーランドで顕著となった、社会批評的な表現を意味する「クリティカル・アート」の潮流には、誰もが気づいていながら直視していない人間性の闇の部分にも果敢に迫り、作品によって露わにするという傾向がみられます。
出品アーティスト/作品紹介
ユリタ・ヴイチク[1971‐]
ズザンナ・ヤニン[1961‐]
カタジナ・コズィラ[1963‐]
ヨアンナ・ライコフスカ[1968‐]



ズザンナ・ヤニン 《闘い》2001年 シングルチャンネル・ヴィデオ、カラー、サウンド  (9分)  Courtesy of Zuzanna Janin Studio and lokal_30, Warsaw


ヨアンナ・ライコフスカ 《バシャ》 2009年 シングルチャンネル・ヴィデオ、カラー、サウンド  (16分) Courtesy of the artist and l'étrangère Gallery, London Photo: Marek Szczepański

Ⅱ-2.過去と未来への視点 2010年代以降
社会主義政権下に幼少期を送り、民主化後に高等教育を受けた世代のアーティストたちの多くには、一定の距離をもって過去を新たな視点で検証することから、現在を読み解き、未来への視点を探ろうという姿勢が見られます。複雑化する社会政治情勢を批評的に見つめながらも、映像表現としての豊かさにも創意を傾けた作品がさまざまに生み出されています。
出品アーティスト/作品紹介
ホノラタ・マルティン[1984‐]
ボグナ・ブルスカ[1974‐]
アンナ・モルスカ[1983‐]
カロル・ラヂシェフスキ[1980‐]
カロリナ・ブレグワ[1979‐]
アグニエシュカ・ポルスカ[1985‐]
アグニエシュカ・カリノフスカ[1971‐]
アリツィア・ロガルスカ[1979‐]


カロル・ラヂシェフスキ 《カロルとナタリアLL》 2011年 写真パネル Courtesy of the artist and BWA Warszawa, Warsaw

Ⅱ-3.新世代の感性と社会とのかかわり
民主化以降に生まれた若手世代の作品に見られる傾向とその評価は、現在進行形で更新されていますが、なかでもフレッシュないくつかの作例を紹介します。美術館に象徴されるようなアート・システムのみに固執せず、アクセス可能なメディアを利用して自らの声を社会に届けようというポジティブな姿勢や、グローバルな経済システムの矛盾に対し、当事者の自覚をもってアクションを起こしていくといった、しなやかな批評性が特徴的です。
出品アーティスト/作品紹介
アンナ・ヨヒメク&ディアナ・レロネク[1988‐]
ヤナ・ショスタク[1993‐]
ヴェロニカ・ヴィソツカ[1994‐]



アンナ・ヨヒメク&ディアナ・レロネク 《ディレクトレシィ(女性館長)》 2017年 シングルチャンネル・ヴィデオ、カラー (7分29秒) Courtesy of the artists


□主催:東京都 東京都写真美術館、日本経済新聞社
□特別協力:アダム・ミツキェヴィチ・インスティチュート/Culture.pl
□後援:ポーランド広報文化センター
□協賛:凸版印刷株式会社


本展がNHK Eテレ「日曜美術館 アートシーン」で紹介されます。
9月15日(日)9:45より 放送予定
番組の詳細はこちら
※番組の都合上、放送日を変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

関連イベント

出品アーティストによるリレートーク
2019年8月15日(木) 18:00~19:30(17:45開場)  終了致しました
ヨアンナ・ライコフスカ、カロル・ラヂシェフスキ、ヤナ・ショスタク(出品作家)
会場:1 階スタジオ(定員50名)
聴講無料 ※当日10:00より1 階受付にて整理券を配布
※本展観覧券のご提示は不要となりました(7月5日更新)
講演会「ポーランド美術とフェミニズム」
2019年8月18日(日) 13:30~16:30(開場 13:15)  終了致しました
登壇者:アンナ・クテラ(出品作家)、マリカ・クジミチ(美術史家、アルトン財団代表)、アグニエシュカ・レイザヘル(lokal_30ディレクター)
会場:1 階ホール(定員190名)
聴講無料 ※当日10:00より1階受付にて整理券を配布
講演会「クリティカル・アート潮流の中で」
2019年8月31日(土) 13:30~16:30(開場 13:15)  終了致しました
登壇者:加須屋明子(キュレーター、美術史家、京都市立芸術大学教授)
※予定していたアンダ・ロッテンベルク氏の出演は健康上の理由により中止となりました。そのほかの出演者は決定次第お知らせします。
会場:1 階ホール(定員190名)
聴講無料 ※当日10:00より1階受付にて整理券を配布
関連上映 カタジナ・コズィラ《ジーザスをさがして》
2019年8月31日(土) 16:45~18:00  終了致しました
出品作家のカタジナ・コズィラの最新作品《ジーザスをさがして》を世界初上映いたします。
2018年 73分、英語(字幕なし)
1階ホール 入場無料
※当日13:30より行われる講演会「クリティカル・アート潮流の中で」にご参加の方は、そのまま本上映をご覧いただけます。
※上映のみにご参加の方は、講演会終了後に入場のご案内をいたしますので、空いているお席をご利用ください(上映ホール内は自由席です)
※満席の場合はご入場ができないことがございます。あらかじめご了承ください。
担当学芸員によるギャラリートーク
2019年8月16日(金) 14:00~  終了致しました
2019年8月30日(金) 18:00~  終了致しました
2019年9月6日(金) 14:00~  終了致しました
2019年9月20日(金) 14:00~  終了致しました
2019年10月4日(金) 14:00~  終了致しました
展覧会チケット(当日有効)をご持参のうえ、地下1 階展示室入口にお集まりください。
※8月16日の回には、ズザンナ・ヤニン(出品作家)がゲストとして参加します。
手話通訳つきギャラリートーク
2019年9月6日(金) 14:00~  終了致しました
2019年9月20日(金) 14:00~  終了致しました
展覧会チケット(当日有効)をご持参のうえ、地下1階展示室入口にお集まりください。

展覧会図録

しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現代へ
本展より代表的な出品作品と当館学芸員と関係者のテキストを掲載。全199頁。
編集・発行 東京都写真美術館  2500円(税別)

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