本日は開館しております(10:00-20:00)
©︎『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい』フィルムパートナーズ

【全席販売再開のお知らせ】
令和2年9月19日(土)から、1Fホールの全席販売を再開いたします。
再開にあたっては、関連のガイドラインを踏まえ、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、必要な対策を講じてまいります。
多くのお客さまがご鑑賞される場合には、座席間隔を確保できないこともございますので、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
また、ご来館時に東京版新型コロナ見守りサービスへの登録にご協力をお願いいたします。

※ご来館の前に、必ずこちらをご確認ください。




3F展示室では「森山大道の東京 ongoing」展を9月22日(火・祝)まで開催しています。
上映とあわせて展覧会もお楽しみください。


森山大道の素顔を解き明かすドキュメンタリー。
特別上映 急遽決定!

過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道

1F ホール

9月12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)

  • 公式ホームページ → https://daido-documentary2020.com/

  • お問い合せ:プレイタイム yosaito@playtime-movie.jp
  • 上映期間:9月12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)
  • 上映時間:10:30(1日1回のみ)

■料金 当日券:一般1,500円/学生1,000円/シニア・中学生以下・障害者手帳をお持ちの方1,000円
※各種割引はございません。

・全席指定・定員入替制/立ち見不可/事前予約不可
・当日午前10:00より受付を開始いたします。
・満席の場合、ご入場をお断りいたしますので、予めご了承ください。
・開場は上映開始時間の10分前を予定しています。


©︎『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい』フィルムパートナーズ


写真史上、最大の謎に迫る前人未踏のドキュメンタリー

2018年秋、世界最大の写真の祭典「パリ・フォト」で伝説の写真集が半世紀ぶりに甦った。写真家のまわりは黒山の人だかり。ていねいな文字で〝森山大道〟とサインする姿を、世界中から集まったファンが、熱いまなざしで見つめている。熱狂の列は途絶えることなく、人々は次々に押し寄せてくる。いったい何が起こっているのか──。

2018年春、森山のデビュー作『にっぽん劇場写真帖』復刊プロジェクトが始まった。1968年に誕生したこの写真集は、コレクターの間で高額で取引されるのみで、その全容が一般の目に触れることはほとんどない。あの傑作をもういちど出版したい。そう言い出したふたりの男がいる。ひとりは、継続的に森山の写真集を世に送り出してきた編集者・神林豊。もうひとりは、森山作品を含め、多くの写真集を手がける造本家・町口覚。敬愛する森山の処女作を決定版として世に送り出すべく、ふたりの奮闘がはじまる。


同じころ、東京で小さなカメラを構えるひとりの男がいる。彼は路地を抜け、脇道に分け入り、街の息遣いを次々に複写していく。その様子は都会を彷徨う野良犬を思わせる。  森山大道、80歳。オリンピックを前に激変していく東京の姿を、コンパクトカメラ1台で大胆に切り取っていく。ハンターのように。  
これまでほとんど知られることのなかった森山のスナップワークを、映画はていねいに拾い上げていく。新宿、池袋、秋葉原、中野、渋谷、神保町、青山……。激変する東京で森山は何を見つめるのか。街と写真家はどう火花を散らし、いかに共鳴し合うのか。魔法のような傑作はどんなふうに生まれるのか。決定的瞬間とは何なのか。謎めいた写真家の素顔を、映画はすこしずつ解き明かしていく。


編集者と造本家は『にっぽん劇場写真帖』決定版制作に賭けていた。この膨大な写真群は、いつ、どこで、どのように撮られたのか──歴史的資料として後生に残そうと、事実関係に執着するふたり。一点一点、来歴を粘り強く確認し、執拗に問い質し、本人の記憶を解きほぐそうと試みる姿は、取り調べに挑む刑事さながら。その作業は、森山の人生におけるかけがえのない思い出、いまはもう会えなくなってしまった仲間の記憶、痛みや絶望、迷いと不安をあぶりだすとともに、それらを来たるべき希望へとつなげていく。


写真とは何か。生きるとは何か。これはひとりの写真家の彷徨の記録である。


©︎『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい』フィルムパートナーズ


出演:森山大道、神林豊、町口覚ほか
監督・撮影・編集:岩間玄
音楽:三宅一徳
プロデューサー:杉田浩光、杉本友昭、飯田雅裕、行実良
制作・配給:テレビマンユニオン
配給協力・宣伝:プレイタイム
企画協力:森山大道写真財団ほか
印刷協力:東京印書館、誠晃印刷
2021年/日本/112分/5.1ch/スタンダード