施設概要
- 1. 展示室(2階展示室、3階展示室)
- 当館の収蔵作品を中心に構成される展覧会および、国内外から広く作品を集めた独自の企画により、多様な自主企画展を開催している。
- 2. 地下1階展示室
- 当館の歴史的な映像収蔵作品や現代作家の映像作品などで構成される映像展のほか、国内外の美術館との共催展、巡回による展覧会など、各種展覧会を開催している。
- 3. 1階ホール
- 「写真美術館で観る映画」(実験劇場)と題し、当館ならではの良質な作品の上映を行っている(座席190席、車椅子席3席)。
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- 4. 収蔵庫
- 収蔵作品は各種保存条件に合わせ作品を保存・管理している。フィルム全般は5℃、染料を使用したカラー作品とガラス乾板などは10℃、その他の写真作品および映像作品資料は20℃と4室に分け、それぞれの作品に合った環境を整えて保存している。相対湿度は50%に保たれている。
- 5. 保存科学研究室
- わが国最初の本格的設備を有する写真の保存・修復に関する研究室である。ここでは写真保存用包材、修復用材料などの写真適正試験をはじめ、各種写真の保存条件、展示照明条件などの最適化研究を行う。また、画像劣化原因の排除、劣化画像の復元処理などを含む保存科学全般にわたる調査研究を行う。
- 6. スタジオ
- 写真・映像関連のワークショップ、スクールプログラムなどの教育普及活動を行っている。また、自主的な活動を推進・支援するため貸出を行っている。スタジオ内には暗室が設けられている。
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- 7. プリント・スタディ・ルーム
- 3階展示室の中にコーナーを設け、館に収蔵されている作品などについて、研究または鑑賞のための閲覧の機会を提供している(有料・予約制)。
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- 8. 図書室
- 写真・映像の専門図書室として、展示・調査・研究などの情報や関連する資料の収集と保存を行い、閲覧に供している。国内および海外で出版された写真集、作品集を中心に、評論集や写真史・映像史に関する図書、技法書、美術書、展覧会図録、専門雑誌、パンフレット、リーフレット、新聞・雑誌等の切り抜きなど、写真・映像に関する豊富な資料を収蔵している。特に専門雑誌についてはバックナンバーを含め、充実を図っている。当館の所蔵図書資料はインターネットで検索できる。
- 9. 情報システム
- 当館には3万6千点以上の作品と、雑誌を含む写真・映像に関する図書11万5千冊超が収蔵されている(2021[令和3]年3月末現在)。来館者は、館内に設けられたコンピュータ端末を利用して、これらの作品や図書を検索することができる。情報システムでは、作品のイメージや作家名、制作年代、モチーフなどの側面から手軽に検索することができる。情報端末は、4階図書室と3階展示室前ロビーに設置されている。
- 10. エントランス
- 当館の正面玄関からお客様をお迎えするエントランスは、天井まで続く窓の採光によって解放感あふれる空間となっている。
- 11. ミュージアム・ショップ
- 平成28年度のリニューアル・オープンにあわせ、来館者が気軽に立ち寄れる場として、写真と映像に関する書籍やグッズをそろえたミュージアム・ショップが2階にオープン。当館で開催された展覧会図録や海外の写真・アート関連グッズ、さらには当館オリジナルグッズを販売する。
- 12. カフェ
- 平成28年度のリニューアル・オープンにあわせ、フロアを拡大したカフェがオープン。観覧後の休憩や待ち合わせなど、語らいの場となる。