本日は開館しております(10:00-18:00)

世界が魅せられた ふたりの異才
草間彌生×山口小夜子

~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~

1F ホール

2016.9.49.9

  • お問い合せ:株式会社コンパス 03-5413-4855(作品内容に関して)
  • 上映期間:2016年9月4日(日)~9月9日(金)
  • 休映日:9月5日(月)

■上映作品:「氷の花火 山口小夜子」、「≒草間彌生 わたし大好き」

■料金:一般・学生1,500円/シニア・高校生以下・障がい者手帳1,200円
■各種割引: 本上映の半券をお持ちの方:一般・学生1,200円/シニア・高校生以下・障がい者手帳1,000円

※各回定員入替制・当日座席指定制です。日時指定(予約制)ではありません。
※午前10:00より開館し、開館と同時に当日各回の受付を開始します。混み合う回はお早めに受付をお済ませください。


もし「人生の醍醐味は?」と問われたら…
60年代に日本を飛び出しNYで名を馳せた前衛芸術家の草間彌生さん。そして、70年代アジア人初のトップモデルとしてパリで大活躍した山口小夜子さん。世界を舞台に闘った二人の日本人女性との出会いは、強烈でした。奇しくも同じおかっぱ髪。私は、映像という分野で関わることが、運命だと感じました。加えて言えば、二人とも“本物”。ドキュメンタリー映画の制作過程には、辛いことも沢山ありましたが、それを上回る掛け替えのない幸せな時間を、味わい尽くすことが出来ました。
答えはやっぱり「人との出会い」でしょうか。
今回、トップミュージアムで2作品を同時上映出来ることは、この上ない喜びです。異彩を放つ二人の表現者の生き方が、多くの方々の記憶に残ることを願って!
天才と美しい女(ひと)は、見飽きない!


監督:松本貴子
第6回ぴあフィルムフェスティバル入選をきっかけに映像の世界へ。日本初のファッションレギュラー番組「ファッション通信」の立ち上げに参加し、ディレクターを務める。山口小夜子とは、1987年ファッション通信「山口小夜子特集」で知り合い、NHK「世界わが心の旅 ベルベルの少女の瞳」、NHK「アントワープ王立アカデミー 一流ファッションデザイナーはこう作られる」の制作で親交を深め、亡くなるまで交流を持ってきた。前衛芸術家・草間彌生とも20年来の親交を結び、数々の映像作品を制作。ドキュメンタリー映画「≒草間彌生 わたし大好き」(2008年劇場公開 日本国内及び世界13都市で上映)。「NHKBSプレミアム 世界が私を待っている 前衛芸術家草間彌生の疾走」(ギャラクシー賞選奨/衛星放送協会オリジナルアワード最優秀賞)、「NHKスペシャル 水玉の女王 草間彌生の全力疾走」(アメリカ国際フィルム・ビデオフェステバルCreative Excellence賞/NYフェスティバル入選)ほか受賞多数。 




氷の花火 山口小夜子

・2015年度日本映画ペンクラブ文化映画部門 第1位
・第25回日本映画批評家大賞 ドキュメンタリー賞


 

世界中の人々に”東洋の神秘“と称賛された伝説のモデル山口小夜子。 しかし、その人生は多くの謎に包まれていた。
ドキュメンタリー映画として、今初めて彼女のまだ見ぬ扉をそっと開けるー。

山口小夜子没後8年、彼女が愛した膨大な数の服やアクセサリーなどの遺品を開封した。山口小夜子の止まった時間が動き出し、今まで触れることのできなかった彼女に少しだけ近づく。
1970年代以降、ファッションモデルとしてパリ、NYコレクションンを中心に数多くのコレクションに出演し、山本寛斎、髙田賢三、イブ・サンローラン、ジャンポール・ゴルチェら一流のファッションデザイナーに愛され、セルジュ・ルタンス、横須賀功光などトップクリエイターのミューズとなってイマジネーションを与え、ミック・ジャガー、スティリー・ダン、世界のスタート渡り合い常に時代の先端を走り続けた。1973年資生堂の専属モデルとなり、アメリカ・ニューズウィーク誌より「世界の4人の新しいトップモデル」のひとりに選ばれる。
なぜ山口小夜子はモデルの道に進むことになったのか。トップモデルとしての苦悩とは。表現者として大きな存在感を示しはじめ、映画、演劇、ダンスパフォーマンス、衣装デザインといった多彩なジャンルに進出し、時代の最先端に居続ける努力を惜しみなく続け、妥協を許さなかった。彼女は何処を目指していたのだろうか。
この映画は、生前、山口小夜子と交友のあった松本貴子監督が、彼女と親交のあった人々の証言と、残された貴重な映像に触れながら「山口小夜子」を探す旅に出る。


〔山口小夜子 BIOGRAPHY〕
1970年代以降、ファッションモデルとしてパリ、NYコレクションを中心に時代を象徴するデザイナーの数多くのコレクションに出演。1973年資生堂の専属モデルとなり、アメリカ・ニューズウィーク誌より「世界の4人のトップモデル」のひとりに選ばれる。深遠な東洋の神秘を代表するミューズとして脚光を浴び、1977年には「SAYOKOマネキン」が世界中のショーウィンドを飾る。
同時に古荘妙子、天児牛大、チ・ソンジャ、勅使川原三郎とのコラボレートを通じてダンスパフォーマンスの世界に進出、ロンドン・オールドヴィック劇場、NY・ヴァム等数々の劇場に立つ。寺山修司、佐藤信等の演劇作品にも出演。1989年NHK音楽ファンタジー「カルメン」(佐藤信演出)は、国際エミー賞を受賞。1998年フランスリヨン国立歌劇場世界初演、オペラ「三人姉妹」(天児牛大演出)で衣裳・ヘアメイクデザインを担当し、フランス批評家協会最優秀作品賞を受賞するなど、オペラや舞台等の衣装デザインも手がける。2001年ロンドンのTHEATREROYALDRURYLANEにて「AMATERASU」主演。日本的な独自の個性の不思議さを、世界基準の美しさに転化させるアーティストとして活躍する。同年、神戸ファッション美術館と東京スパイラルホールにて世界のクリエーター50名による小夜子の個性を服に表現した小夜子マネキン50体を展示する「モーリの色彩空間Part.5小夜子」展を開催。
その後、「ピストルオペラ」(鈴木清順監督)などの映画に出演するほか、言葉を用いたパフォーマンスの構成・演出・出演を行い、映像作家や音楽家とのコラボレーション作品を次々と制作。またSAYOKOブランドのプロデュース、雑誌の連載を企画するなど、クリエイションの場は多岐に渡る。2007年8月14日没。

監督:松本貴子 ©2015「氷の花火 山口小夜子」製作委員会
 
『氷の花火 山口小夜子』
出演:山口小夜子

天児牛大/天野幾雄/生西康典/入江末男/大石一男/大塚純子/掛川康典/ザンドラ・ローズ/下村一喜/セルジュ・ルタンス/ダヴェ・チュング/髙田賢三/高橋靖子/立花ハジメ/富樫トコ/富川栄/中尾良宣/藤本晴美/松島花/丸山敬太/山川冬樹/山本寛斎
監督:松本貴子
プロデューサー:於保佐由紀 撮影:岸田将生 音楽:久本幸奈 音楽プロデュース:井田栄司
編集:前嶌健治 EED:石原史香 整音:高木創
制作・配給:コンパス 宣伝:ビーズインターナショナル
特別協力:資生堂/オフィスマイティー
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
2015年/日本/97分/DCP/カラー 
©2015「氷の花火 山口小夜子」製作委員会


映画公式ホームページアドレス 『氷の花火 山口小夜子』 http://yamaguchisayoko.com/


≒草間彌生 わたし大好き

・台北金馬映画祭 公式招待作品
・JAPAN CUTS FESTIVAL OF NEW JAPANESE FILM 公式招待作品
・CAMERA JAPAN FESTIVAL 観客賞
・AFIA INTERNATIONAL FILM AND VIDEO FESTIVAL公式招待作品
・LA FEMME FIOM FESTIVAL 公式招待作品

 
未だに止むこと無く世界の美術界を疾走する草間を、1年半もの間追い続けた渾身のドキュメンタリー映画がついに完成した。「生」と「死」と「愛」の せめぎ合いの中から湧きあがる草間芸術の真髄を、カメラは時には饒舌に記録し続ける。それだけに観る者を、有無をいわさず一瞬にして未知なる世界に引きずり込み、魂を激しく揺さぶる。

映画は、最新作となるF100号のモノクロ作品シリーズ50作が完成するその貴重な瞬間に密着する。真っ白なキャンパスから作品完成までを、定点カメラで捉えた映像は観る者を圧倒し続ける。まさしく世界中の草間ファンが注目し待ち望んだ、草間芸術の生まれでる瞬間に、私たちは立ち合い、そして目撃する。
今まで観ることの叶わなかった、草間の創作活動と日常。自らを天才と自負する揺るぎ無き自信、作品に挑む時の凛とした精神の高み、日常の佇まいに見え隠れする人間味あふれる表情と仕草など、映像の一つひとつが解き明かす草間ワールドは、永遠に見え続けていても決して飽きることがない。

〔草間彌生 BIOGRAPHY〕
草間彌生 前衛芸術家、小説家
1929年、長野県松本市生まれ。10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに幻想的な絵画を制作。57年渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表する。60年代後半にはボディー・ペインティングなど多数のハプニングを行う。73年帰国、美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表。93年第45回ベネチア・ビエンナーレに代表作家として日本館初の個展を行う。98年ニューヨーク近代美術館などで大回顧展が開かれる。01年朝日賞受賞。04年個展「クサマトリックス」(森美術館)は52万人を動員。09年文化功労者に選定される。2011年よりマドリードの国立ソフィア術センターを皮切りにパリのポンピドー・センター、ロンドンのテート・モダン、ニューヨークのホイットニー美術館を巡回する大規模な回顧展が開催された。2013年の初の中南米回顧展では巡回5都市で200万人以上の入場者数を記録。2016年、TIME誌による「世界で最も影響力のある100人」に選出される。現在、北欧巡回回顧展がストックホルム近代美術館で開催中。2017年2月から、東京の新国立美術館で大個展、北米を巡回する回顧展が開かれる。
『Yayoi Kusama Official Site』 http://www.yayoi-kusama.jp/

『≒草間彌生 わたし大好き』
出演:草間彌生 監督:松本貴子 撮影:馬場宏子 編集:藤井康之
スチール:川崎陽子 音楽:栗コーダカルテット プロデューサー:井瀧誠司 / 清水貴史 製作総指揮:榎本寛治 協力:草間彌生スタジオ
製作・配給・宣伝:B.B.B.inc. 2008年/日本/102分/BD/カラー
©2008 B.B.B.Inc.  ©YAYOI KUSAMA

関連イベント

松本貴子監督による舞台挨拶開催
2016年9月4日(日) 15:00~の回上映終了後  終了致しました
2016年9月9日(金) 15:00~の回上映終了後  終了致しました
2016年9月9日(金) 19:00~の回上映終了後  終了致しました
※舞台挨拶のある回は、予告編の上映はございません。本編からの上映となりますのでご注意ください。