We are open today.(10:00-20:00)
ジャン・ポンイー《Dark Addiction 1H43′24″》2013年 インクジェット・プリント 作家蔵 ©Jiang Pengyi, Courtesy of ShanghART Gallery
ジャン・ポンイー《Dark Addiction 1H43’24”》2013年 インクジェット・プリント 作家蔵 ©Jiang Pengyi, Courtesy of ShanghART Gallery
2F

デュエット――アジアン・コンテンポラリー

Sep. 30, 2026 Jan. 17, 2027

  • Period: Sep. 30, 2026 - Jan. 17, 2027
  • Closed:  Mondays (except when Monday falls on a holiday, in which case the museum is open and closed the following day), New Year’s holidays(12/28-1/1)
  • Admission: ¥900(720)/College Students ¥720(570)/High School Students, Over 65 ¥450(360) *Prices in parenthesis apply to groups of 20 or more. (Reservation is required.) *Free for junior high school students or younger, and holders of Japan’s disability identification cards (shogaisha techo) together with two caregiver. *Those over 65 years old receive free admission on the third Wednesday of every month by presenting proof of age at the ticket counter.

このたび、東京都写真美術館では、中国と日本の現代写真・映像作品を紹介する展覧会「デュエット――アジアン・コンテンポラリー」を開催いたします。本展は、「愛について アジアン・コンテンポラリー」展(2018年)に続くシリーズ第2回目の展覧会であり、三影堂厦門撮影芸術中心のエグゼクティブ・ディレクターを務めるテン・チンユン(滕青云)氏との共同企画です。

国際的に活躍する写真家ユニット、榮榮&映里(ロンロン&インリ)によって2007年に北京で設立された三影堂撮影芸術中心は、写真のための複合施設として重要な役割を果たしてきました。2015年には福建省の厦門(アモイ)に新たな拠点がオープンし、中国の写真文化を国内外に発信する中心的な場となっています。

「デュエット」とは、本来二人で奏でる音楽形式を意味します。異なる声や旋律が互いに応答しながら、一つの表現を形づくるそのあり方は、本展におけるアーティストたちの対話にも重なります。本展では、この「デュエット」という言葉を手がかりに、異なる視点や背景をもつ作品が同じ空間に並び、複数の視点や文化、時間、そして個人の経験が交差することで生まれる関係性や響き合いを探ります。

企画協力:榮榮&映里

出品作家
村越としや/ワン・トゥオ(王拓)/スイ・タカ(塔可)/ルオ・ヤン(罗洋)/ジャン・ポンイー(蒋鹏奕)/fumiko imano

村越としや
1980年、福島県須賀川市に生まれる。2003年に日本写真芸術専門学校を卒業。2009年、東京・清澄白河に自主ギャラリー「TAP」を設立。日本写真協会賞新人賞(2011年)、さがみはら写真新人奨励賞(2015年)受賞。東京国立近代美術館、サンフランシスコ近代美術館などに作品が収蔵されている。2006年以降、故郷の福島を被写体に、人々や土地の記憶をなぞるように撮影を重ねてきた。2011年以降は、特に県内各地へ足を運び、風景を通して、変化や矛盾、知覚や認識の違いを見出そうとしている。
村越としや〈より深い静けさのために風は唱う〉より 2016年 ゼラチン・シルバー・プリント 作家蔵
村越としや〈より深い静けさのために風は唱う〉より 2016年 ゼラチン・シルバー・プリント 作家蔵

ワン・トゥオ(王拓)
1984年、中国・吉林省に生まれる。2007年、東北師範大学生物学科卒業。2012年、清華大学美術学院で絵画の修士号を取得。2014年、ボストン大学でMFA(絵画)取得。2017年より、四部にわたる映像連作〈The Northeast Tetralogy〉に着手。中国東北部を起点に、歴史的出来事から現代社会の事件、民間伝承までを翻案し、再構成。登場人物たちの境遇を時空を超えて結びつけることで、土地に刻まれた近現代中国の歴史の断層を浮かび上がらせる。
ワン・トゥオ《Smoke and Fire》2018年 シングルチャンネル4Kヴィデオ 作家蔵 Courtesy the artist and WHITE SPACE
ワン・トゥオ《Smoke and Fire》2018年 シングルチャンネル4Kヴィデオ 作家蔵 Courtesy the artist and WHITE SPACE

スイ・タカ(塔可)
1984年、中国・遼寧省に生まれる。2009年、魯迅美術学院グラフィックデザイン学科を卒業。在学中から写真を始め、2007年にスタートした、同世代の女性たちをフィルムで撮影した長期シリーズ〈Girls〉で、国際的な注目を集める。1990年代後半から2000年代生まれの中国の若者を被写体にした〈Youth〉を開始し、同作でジメイ×アルル国際写真フェスティバル女性写真家賞を受賞。2024年には欧州等に暮らすアジア系移民のアイデンティティや各々の経験を記録した〈Diaspora Birds〉を発表した。
スイ・タカ《Heaven Guards》〈Odes〉より 2025年 インクジェット・プリント 作家蔵
スイ・タカ《Heaven Guards》〈Odes〉より 2024年 インクジェット・プリント 作家蔵

ルオ・ヤン(罗洋)
1984年、中国・遼寧省に生まれる。2009年、魯迅美術学院グラフィックデザイン学科を卒業。在学中から写真を始め、2007年にスタートした、同世代の女性たちをフィルムで撮影した長期シリーズ〈Girls〉で、国際的な注目を集める。2019年より、1990年代後半から2000年代生まれの中国の若者を被写体にした〈Youth〉を開始。同年、ジメイ×アルル国際写真フェスティバル女性写真家賞を受賞。2024年には欧州等に暮らすアジア系移民のアイデンティティや各々の経験を記録した〈Diaspora Birds〉を発表した。

ルオ・ヤン《San》〈Girls〉より 2016年 発色現像方式印画 作家蔵
ルオ・ヤン《San》〈Girls〉より 2016年 発色現像方式印画 作家蔵

ジャン・ポンイー(蒋鹏奕)
1977年、中国・湖南省に生まれる。1999年、北京芸術設計学院を卒業。2014年、中国美術学院大学院修了。2009年に第1回三影堂写真賞ティアニー・フェローシップ賞受賞。2010年、ソシエテ・ジェネラル・チャイニーズ・アート・アワード審査員大賞、2011年にアレッティ・アートヴェローナ写真賞を受賞。写真というメディアの物質性と表現の可能性を追求し、本展の出品作品〈Dark Addiction〉は、蛍の生物発光の軌跡をフィルムに直接記録するカメラレスの技法で制作されている。
ジャン・ポンイー《Dark Addiction 1H43′24″》2013年 インクジェット・プリント 作家蔵 ©Jiang Pengyi, Courtesy of ShanghART Gallery
ジャン・ポンイー《Dark Addiction 1H43’24”》2013年 インクジェット・プリント 作家蔵 ©Jiang Pengyi, Courtesy of ShanghART Gallery

fumiko imano
1974年、茨城県日立市に生まれる。2歳から8歳の幼少期をブラジル・リオデジャネイロで過ごす。1997年に渡英。ロンドンのセントラル・セント・マーチンズでファインアートを学び、2001年、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションでファッションスタイリング&フォトグラフィーコースを卒業。アイデンティティへの問いからセルフ・ポートレイト写真を始め、架空の双子の姉妹を登場させるコラージュ作品を展開している。

fumiko imano《our first dinner spaghetti/paris/ 2021》〈le fumistol〉より 2021年 フォトモンタージュ(発色現像方式印画) 作家蔵 ©fumiko imano