畠山直哉展
Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ
2011.10.1(土)—12.4(日)
- 開催期間:2011年10月1日(土)~12月4日(日)
- 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
- 料金: 一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 500(400)円 ※10/1(土)都民の日は観覧無料
- ※各種カード割引あり
( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料
日本を代表する写真家の一人として、海外にも広く紹介されている畠山直哉の個展を首都圏の美術館では初めて開催いたします。本展は近年に制作された作品を中心に、日本では未発表のシリーズ、新作も紹介いたします。
今まで畠山の作品には、石灰岩や石炭といった鉱物資源に関わる工場や採掘現場、その跡地などを捉えたシリーズがあります。それらの光景は、普段あまり人が行かないような、見ることのない風景ですが、自然と人間の生活との関わりの接点や、その場と人間との時間のやりとりを感じさせる独特の描写がされています。それらの作品には壮大で、時には畏怖を感じさせる光景が写されています。
この3月11日に畠山は生まれ育った陸前高田市の、彼の記憶の中にあったであろう風景を失いました。本誌の表紙の作品は、その後に始められた陸前高田市の風景を捉えた作品です。ホテルのエレベータの扉に挟み込まれた松の葉や枝は津波によるものです。人間の抗うことのできない自然の力を見せつけられます。
今回は「Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ」と題して、初期の作品から現在に至るまでの作品の中から、自然と人間との関わりを改めて俯瞰するような作品を主に構成します。これらの作品からは、美しく素晴らしい自然の魅力を感じるだけではなく、時には不条理で厳 しい光景を見ることができます。長い年月をかけて自然と人間がどのように共存し、対峙してきたかを改めて考えるきっかけになるでしょう。
アトモス#07303 2003
無題(もうひとつの山)#05009 2005
□ 助成:芸術文化振興基金 □ 協賛:ニコン/ニコンイメージングジャパン/東京都写真美術館支援会員
□ 協力:DNPアートコミュニケーションズ/タカ・イシイギャラリー
□ 後援:サンケイスポーツ/夕刊フジ/フジサンケイビジネスアイ/iza!/SANKEI EXPRESS
関連イベント
- 対談:畠山直哉×大竹昭子(文筆家)
- 2011年10月2日(日) 15:00~16:30 終了致しました
会場:東京都写真美術館 2階ラウンジ (定員50名)
対象:展覧会チケットの半券をお持ちの方は、どなたでもご参加いただけます。
受付:当日10:00より当館1階受付にて整理券を配布します。 ※整理券の配布は終了しました
整理番号順入場、自由席 - 対談:畠山直哉×池澤夏樹(作家)
- 2011年10月25日(火) 18:30~20:00 終了致しました
会場:東京都写真美術館 1階ホール (定員190名)
対象:展覧会チケットの半券をお持ちの方は、どなたでもご参加いただけます。
受付:当日10:00より当館1階受付にて整理券を配布します。
整理番号順入場、自由席 ※10月25日13:50頃に整理券の配布は終了しました - 作家によるフロアレクチャー
- 2011年10月7日(金) 18:30~ 終了致しました
※本展覧会の半券(当日有効)をお持ちの上、会場入り口にお集まりください。
※18:30~は展示室内の混雑が予想されます。ゆっくりと展示をご覧になりたい方は、フロアレクチャー開始前までのご鑑賞をおすすめいたします。 - 担当学芸員によるフロアレクチャー
- 2011年10月21日(金) 14:00~ 終了致しました
2011年11月4日(金) 14:00~ 終了致しました
2011年11月18日(金) 14:00~ 終了致しました
2011年12月2日(金) 14:00~ 終了致しました
※本展覧会の半券(当日有効)をお持ちの上、会場入り口にお集まりください。
展覧会図録
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畠山直哉展 Natural Stories
展覧会の出品作品(陸前高田、ブラストの映像作品は部分のみ)を掲載しています。
B5判変形 164ページ 発行:産経新聞社