苅部太郎《あの海に見える岩を、弓で射よ #30》2022年 インクジェット・プリント 作家蔵 ⓒTaro Karibe
3F展示室

ふたたびくみたてる 日本の新進作家 vol.23

2026.9.30 (水) 2027.1.17 (日)

  • 開催期間:2026年9月30日(水) ~ 2027年1月17日(日)
  • 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12/28-1/1)
  • 料金:一般700円(560円)、学生560円(440円)、高校生・65歳以上350円(280円)
    ※( )は有料入場者20名以上の団体料金。※中学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)無料。第3水曜日は65歳以上無料。1/2・3は無料。※11/5-27の木・金曜日17:00-20:00は夜間特別開館による割引料金。(学生・高校生は無料、一般・65歳以上は団体料金。学生証・年齢が確認できるものをご提示ください。)

いま注目の5名の作家の作品を紹介、新たなイメージの可能性を探る

東京都写真美術館では、写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘するとともに、新しい創造活動の展開の場として、2002年より継続的に「日本の新進作家」展を開催しています。
写真や映像は、物事を写し、残すメディアです。しかし、写し取られたイメージは、編集や置かれた文脈によって異なる意味を帯びることもあります。そのため、ときに存在しない/しなかった記憶や記録さえも想起させます。そこにおける境界線は、ますます曖昧になりつつあり、イメージのなかの見えるものと見えないもの、実存と虚構、存在と不在の境界の揺らぎが内包されています。
第23回目となる本展では、作家たちが実際に存在した記憶や素材、技術、それぞれが持つコンテクストを汲み取り、新たなイメージへと組み立てていくプロセスに着目します。真偽に惑わされることの多い日常において、私たちは情報とどのように向き合い、何を信じ、どのように世界を捉えているのか。本展では、その問いを改めて考える契機となる作品を紹介します。

出品作家:市田小百合、苅部太郎、野村在、橋本麦、藤倉麻子


市田小百合〈空席(Kūseki)〉より 2025年 黒板にシルクスクリーンプリント 作家蔵 ⓒSayuri Ichida 展示風景:「Jerwood/Photoworks Awards 5」Drawing Room(ロンドン、2026年) Originally commissioned through the Jerwood/Photoworks Awards, supported by Jerwood Foundation, Photoworks and Arts Council England

 
苅部太郎《あの海に見える岩を、弓で射よ #30》2022年 インクジェット・プリント 作家蔵 ⓒTaro Karibe
苅部太郎《あの海に見える岩を、弓で射よ #6》2022年 インクジェット・プリント 作家蔵 ⓒTaro Karibe

 
野村在《バイオフォトンはかくも輝く(白いチョッキを着た小人症の女性、湖の前で一人で笑顔、1981)》2026年 ガラスにUV-インクジェット・プリント、ステンレス金具 作家蔵 ⓒZai Nomura
野村在《バイオフォトンはかくも輝く(黄色の海水パンツを履いてサングラスをした口髭の中年男性と白色のビキニを着た同年代の女性、海水客で賑わうビーチにて、1980)》2025年 ガラスにUV-インクジェット・プリント、ステンレス金具 作家蔵 ⓒZai Nomura



橋本麦《Milling Stop-Motion (tentative title)》2024年- 2チャンネル・ヴィデオインスタレーション 作家蔵 ⓒBaku Hashimoto ※参考図版



藤倉麻子《4 Tales of Open Sunrise City (tentative title)》2026年 2チャンネル・ヴィデオインスタレーション 作家蔵 ⓒAsako Fujikura ※参考図版

自身の記憶や経験、時間をテーマに彫刻的なオブジェクトを制作する市田小百合(いちださゆり)、生成AIの手法を巧みに取り入れ人間の知覚とイメージを視覚化する苅部太郎(かりべたろう)、写真や彫刻、機械装置など多様なメディアを用いて制作を行う野村在(のむらざい)、自身の装置や道具を用いたコマ撮りアニメーションによる視覚表現を探求する橋本麦(はしもとばく)、実写映像や3DCG、AIなどを用いて架空の都市を映像化する藤倉麻子(ふじくらあさこ)。いま注目の5名の作家の作品が集結。記録されたもの、想像されたもの、その境界で生まれる新たなイメージの可能性を探ります。

※諸般の事情により事業を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。

主 催|公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館、東京新聞
協 賛|東京都写真美術館支援会員

関連イベント

出品作家とゲストによるトーク
①10月4日(日) 14:00~15:30  市田小百合(出品作家)×本橋仁(金沢21世紀美術館 キュレーター)
②10月18日(日)14:00~15:30  野村在(出品作家)×岡部あおみ(美術評論家、インディペンデント・キュレーター)
③11月1日(日) 14:00~15:30  苅部太郎(出品作家)×下西風澄(哲学者)
④12月13日(日)14:00~15:30  橋本麦(出品作家)×辻川幸一郎(映像作家)
⑤1月10日(日)14:00~15:30  藤倉麻子(出品作家)×南後由和(社会学者、法政大学教授)
会場:東京都写真美術館1Fホール
定員:190名(整理番号順入場/自由席/情報保障専用席あり)
参加費:無料
※当日 10:00より1階総合受付にて整理券を配布します。
※手話通訳付き、文字表示支援付き
※手話通訳や文字表示が見やすい「専用席」をご用意しています。お席を確保するため、整理券受け取り時に受付スタッフへお申し出ください。
担当学芸員によるギャラリートーク(文字表示支援付き)
2026年10月9日(金)  14:00~  
担当学芸員によるギャラリートーク(手話通訳付き)
2026年11月13日(金)  14:00~  
2026年12月11日(金)  14:00~