- 上映期間:2013年11月2日(土)~11月7日(木)
- 休映日:11月5日(火)
- 上映時間:12:10/14:20/16:30
- 料 金:一般1,800円、学生1,500円、シニア・中学生以下・障害者手帳をお持ちの方1,000円
■各種割引 : 以下の方は当日券一般料金が割引になります。
○ 当館友の会会員(会員証提示) 1,500円
○ 当館での展覧会、映画の半券持参者(半券1枚につき一回の割引) 1,500円
○ 三越カード・伊勢丹カード、アトレクラブビューSuicaカード会員(会員証提示) 1,500円
○ 夫婦50割引(どちらかが50歳以上、お二人揃ってご購入の場合) 2人で2,000円
戦争中“本”を守った人々がいた
日比谷図書館は、1908年(明治41年)東京市立日比谷図書館として開館。東京の中心館としての機能を果たしてきた。1943年、戦局の悪化に伴い、各図書館での疎開が検討され始めた。日比谷でも疎開の問題は取り上げられ、一部が奥多摩の多西村(現あきる野市)に疎開を始めた。1944年、新しく館長に就任した中田邦造を中心に残る蔵書およそ26万冊の疎開が検討された。しかし、それを運ぶ人手も戦地に取られ、当時の都立一中生(現日比谷高校生)たち26名が動員された。さらに中田は、この際、民間人が蒐集している貴重な本も買い上げ、疎開させるべきだと提案、加賀豊三郎、諸橋轍次、井上哲次郎などから貴重本を買い上げ疎開させた。やがて運命の1945年(昭和20年)5月25日を日比谷図書館は迎える。この大空襲によって蔵書209,040冊は,図書館と運命をともにした。だが、中田が買い上げた民間貴重書と蔵書の一部を併せたおよそ40万冊の本は、奥多摩と埼玉県志木市の蔵の中で助かったのである。
また、この映画の中では、現代の図書にまつわる逸話も登場する。イラクの図書館で戦争から3万冊の本を守った人。図書館がないという福島県飯館村がインターネットで呼びかけたら5万6千冊の絵本が全国から集まったこと。東日本大震災後、壊れた図書館に代わって移動図書館で市民の心を支える陸前高田市立図書館などを紹介する。
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協力:国立国会図書館/国立国会図書館 国際こども図書館/東京都立中央図書館/千代田区立日比谷図書文化館/石川県立図書館/長岡市立中央図書館/河井継之助記念館/飯館村教育委員会/飯館村立中学校/飯館村立草野小学校/飯館村立草野幼稚園/岩手県陸前高田市/陸前高田市立図書館/東京都あきる野市/都立日比谷高校如蘭会/長谷みどり/金高雅行/金高加代子/JIM-NET日本イラク医療支援ネットワーク/晶文社/羊皮紙工房/東京俳優生活協同組合/社団法人日本図書館協会/The National Archives
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【キャスト・スタッフ】
証言者:阿刀田高 早乙女勝元ほか
ナレーション:長塚京三
声:金井節 京井幸 黒岩拓朗 名取誠之 寺澤美央
監督・編集:金髙謙二
プロデューサー:森島恒行 小田部優
撮影・録音:金髙謙二 花井ひろみ
音楽:プッチーニ 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より 私のお父さん他
音響効果:岡田貴志
原作:「疎開した四〇万冊の図書」(8/15発売)幻戯書房刊 金髙謙二・著
宣伝プロデューサー:新田道昭
パブリシティ:キャノンボール 山下崇 原田有永 石井真理 山田麻衣
MA:岡亨 斉藤健二
タイトルデザイン:小林健三
録音スタジオ:アクシー 千代田ビデオスリーone
製作協力:ディレクターズシステム
製作:シネマボックス
2013年/カラー作品/102分
文化映画を守る映画製作委員会/CINEMABOXpresents 2013
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