即興 ホンマタカシ
2023.10.6(金)—2024.1.21(日)
- 開催期間:2023年10月6日(金)~2024年1月21日(日)
- 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12/29-1/1)
- 料金:一般 700(560)円/学生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円 ※( )は有料入場者20名以上の団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引料金 *各種割引の詳細はご利用案内をご参照ください。各種割引の併用はできません。/小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)、年間パスポートご提示者は無料/第3水曜日は65歳以上無料/1月2日(火)、3日(水)は無料。開館記念日のため1月21日(日)は無料
本展はオンラインで日時指定チケットが購入できます。
>日時指定チケットの購入はこちら(外部サイト)
ホンマタカシ(1962年、東京都生まれ)は1999年に写真集『東京郊外』(光琳社出版)で第24回木村伊兵衛写真賞を受賞しました。行政やデベロッパーによる画一的な開発が進む東京郊外の風景と人々を一定の距離感で撮影し、叙情性を排した視点が高い評価を受けました。
2011年から2012年にかけて、国内3ヵ所の美術館を巡回した大規模個展「ニュー・ドキュメンタリー」を開催。キャリア初期に手がけたイギリスのカルチャー誌『i-D』をはじめとするマガジン・ワークや、変わりゆく東京の風景とそこに暮らす一人の少女が成長する姿を写した〈Tokyo and my Daughter〉、写真家の中平卓馬をモチーフにした映像作品など、作家の写真・映像表現の広がりを概観する新旧作品が展示されました。
本展はホンマにとって日本の美術館で開かれる約10年ぶりの個展です。作家は建築物の一室をピンホールカメラに仕立て、世界各地の都市を撮影した、本展の中核をなす出品作品〈THE NARCISSISTIC CITY〉について、「都市によって都市を撮影する」と述べています。外に向かって開かれた小さな穴から差し込む光は、真っ暗な部屋の中に倒立した都市の風景を即興的に描き出します。
そして、この「即興」という言葉が本展では一つのキーワードとなります。作品や展覧会自体に偶然性を取り入れることに作家の現在の関心はあり、作品の中にも文字として現れる本展の英題「Revolution 9」は、イギリスのロックバンド、ビートルズが様々な音源を元にコラージュのように制作した、同名曲へのオマージュとして捧げられています。 本展では、この10年あまりに制作された作品を中心に、写真・映像表現にラディカルな問いを投げかける作家の今に迫ります。
《Revolution》、〈THE NARCISSISTIC CITY〉より 2013年 ©Takashi Homma Courtesy of TARO NASU
《広島平和記念資料館》、〈THE NARCISSISTIC CITY〉より 2013年 ©Takashi Homma Courtesy of TARO NASU
《abstract 1》2014年 ©Takashi Homma Courtesy of TARO NASU
《No.9》、〈THE NARCISSISTIC CITY〉より 2015年 ©Takashi Homma Courtesy of TARO NASU
《mount FUJI 9/36》、〈Thirty-Six Views of Mount Fuji〉より 2016年 ©Takashi Homma Courtesy of TARO NASU
関連イベント
- 出品作家とゲストによる対談
- 2024年1月20日(土) 15:00~16:30 終了致しました
出演:ホンマタカシ(本展出品作家)、長島有里枝(写真家)
会場|東京都写真美術館 1階ホール
参加費|無料
定員|190名(整理番号順入場、自由席)
※当日10時より1階総合受付にて整理券を配布します。 - ホンマタカシ映像作品特集上映【追加上映】
- 2024年1月16日(火)、1月17日(水)、1月18日(木)、1月19日(金)、1月20日(土)、1月21日(日)
上映作品|
1月16日(火)、1月18日(木)
【A】「きわめてよいふうけい」2004年 40分
【B】「あなたは、あたしといて幸せですか?」2016年 70分
1月17日(水)、1月19日(金)
【C】「After 10 Years」2016年 101分
【D】「アヤクーチョの唱と秩父の山」2019年 58分
1月20日(土)
【E】「建築と時間と妹島和世」2020年 60分
1月21日(日)
【F】「最初にカケスがやってくる」2016年 225分
※上映中、作家による劇判の生演奏がございます。あらかじめご了承ください。
上映スケジュール|
作品は1階ホールにてループ上映いたします。タイムテーブルなど詳細はこちらのPDFをご覧ください。
会場|東京都写真美術館 1階ホール
参加費|無料
定員|190名(途中入場可、自由席) - 出品作家による連続ワークショップ(全6回)【募集終了】
- 2023年10月14日(土)、10月29日(日)、11月11日(土)、11月25日(土)、12月16日(土)、2024年1月13日(土) 各日13:00~16:00 *予備日 2024年1月7日(日)終了致しました
会場|東京都写真美術館 1階スタジオ等
参加費|無料
定員|8名 *事前申込制、抽選あり
対象|一般の方(高校生以上) ※上記の日程にすべて参加できること。
プログラムの詳細および申し込み方法はこちら - ホンマタカシ映像作品特集上映
- 2023年10月14日(土)、10月15日(日)、11月18日(土)、11月19日(日)、12月16日(土)、12月17日(日)、2024年1月6日(土)、1月7日(日)終了致しました
上映作品|
10月14日(土)、10月15日(日)、12月16日(土)
【A】「きわめてよいふうけい」2004年 40分
【B】「あなたは、あたしといて幸せですか?」2016年 70分
11月18日(土)、11月19日(日)
【C】「After 10 Years」2016年 101分
【D】「アヤクーチョの唱と秩父の山」2019年 58分
12月17日(日)
【E】「建築と時間と妹島和世」2020年 60分
1月6日(土)、1月7日(日)
【F】「最初にカケスがやってくる」2016年 225分
12月17日(日)
【新作映像作品】「2019年の磯崎新」2023年 40分 ※12/17(日)開催の出品作家とゲストによる対談イベント内での上映となります。
上映スケジュール|
作品は1階ホールにてループ上映いたします。タイムテーブルなど詳細はこちらをご覧ください。
会場|東京都写真美術館 1階ホール
参加費|無料
定員|190名(途中入場可、自由席) - 担当学芸員によるギャラリートーク
- 2023年10月27日(金) 14:00~ 終了致しました
会場|東京都写真美術館 2階展示室
参加費|無料(要チケット提示)
※当日有効の「即興 ホンマタカシ」展チケット(「年間パスポート2023」、「東京・ミュージアム ぐるっとパス」を含む)または展覧会無料対象の方は各種証明書等をご持参の上、2階展示室入口にお集まりください。 - 担当学芸員によるギャラリートーク(手話通訳付き)
- 2023年12月1日(金) 14:00~ 終了致しました
2024年1月5日(金) 14:00~ 終了致しました
担当学芸員によるギャラリートークを手話通訳付きで行います。どなたでもご参加いただけます。
会場|東京都写真美術館 2階展示室
参加費|無料(要チケット提示)
※当日有効の「即興 ホンマタカシ」展チケット(「年間パスポート2023」、「東京・ミュージアム ぐるっとパス」を含む)または展覧会無料対象の方は各種証明書等をご持参の上、2階展示室入口にお集まりください。 - 出品作家とゲストによる対談
- 2023年12月17日(日) 15:00~16:30 終了致しました
出演:ホンマタカシ(本展出品作家)、保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター)
※本対談イベント内でホンマタカシによる新作映像作品「2019年の磯崎新」(2023年 40分)を上映します。
会場|東京都写真美術館 1階ホール
参加費|無料
定員|190名(整理番号順入場、自由席)
※当日10時より1階総合受付にて整理券を配布します。 - 出品作家とゲストによる対談【開催中止】
- 2023年12月23日(土)15:00~16:30
※本イベントは出演者体調不良により、開催を中止することとなりました。
出演:ホンマタカシ(本展出品作家)、長島有里枝(写真家)
会場|東京都写真美術館 2階ロビー
参加費|無料
定員|50名(整理番号順入場、自由席)
※当日10時より1階総合受付にて整理券を配布します。 - TOKYO ART BOOK FAIR 2023トークイベント「『即興 ホンマタカシ』展関連トーク:即興、そして写真集の数々」ホンマタカシ x 中島佑介 x 濱中敦史
- 2023年11月26日(日) 14:30 ~ 15:45 終了致しました
ホンマタカシによる本展にまつわる話のほか、写真集の制作や流通、販売などを通して作家と縁が深い中島佑介と濱中敦史の二人をお招きし、写真表現と写真集について語り合います。
登壇者|ホンマタカシ(写真家)x 中島佑介(「POST」代表)x 濱中敦史(「twelvebooks」代表)
モデレーター|伊藤貴弘(東京都写真美術館 学芸員)
会場|東京都現代美術館 講堂 *東京都写真美術館ではありませんのでご注意ください
主催|公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
企画協力|公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
参加費|無料(要当日有効のTOKYO ART BOOK FAIR入場券)
※席数に限りがあるため、事前予約をお勧めいたします。イベント事前予約:https://peatix.com/event/3753783/view
※席に余裕がある場合は、当日受付あり。
本イベントの詳細はこちら
展覧会図録
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即興 ホンマタカシ
A5並製 287ページ 3960円(税込) 東京都写真美術館発行
作家自身が撮影した会場インスタレーション写真のほか、ガブリエル・リッター氏(キュレーター/美術史家、カリフォルニア大学サンタバーバラ校准教授・大学美術館館長)による論文など