Fluttering Frame
NHKのテレビ番組「テクネ 映像の教室」のクラウドソーシングの回のために委託制作された映像作品。NHKが放送の終了のタイミングで流す日本国旗がはためく映像を、リビングのテレビに映し、そのリビングごと撮影してもらうという映像を、世界の様々な国の人たちにクラウドソーシングで依頼、集まった映像を編集して制作された。東日本大震災によって土地に対する信頼が揺らいだ中、ネットで徐々に境界線が薄まっていく(と期待された)国という枠組みの意味をもう一度確認するという狙いもあった。また世界に浸透する16:9という映像機器に共通する枠組みに当てはめることで、違った国の映像同士がいとも簡単に接続されていく様子も見せている。