DesktopBAM

マウスカーソルをプログラムで制御し、人間の手では実現できないデスクトップ操作を行い、音や映像を操るライブパフォーマンス。冒頭で演奏されるQuicktime Playerを2つ立ち上げ、DJの手捌きのように操るパフォーマンスは、HIP HOPの開祖と言われる、Afrika Bambaataのアルバム「Death Mix II」で彼が当時の洗練されていないテクニックでターンテーブルを2台操るパフォーマンスに感銘を受けたエキソニモが、ターンテーブルを「正しくない」使い方をした事から生まれたHIP HOPという音楽へのトリビュートとして制作した(タイトルのBAMはBambaataからとっている)。パフォーマンスは通常、ステージの中央にラップトップコンピュータを観客の方に向けて置き、背面にデスクトップの画面をプロジェクションして行われる。演奏の前にコンピュータに接続されたマウスをエキソニモがハンマーで破壊してから開始するバリエーションもある。ライブパフォーマンスだけでなく、インスタレーションとしても展開された。