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Matthew Barney, Redoubt, 2018. Production still. © Matthew Barney, courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels, and Sadie Coles HQ, London. Photo: Hugo Glendinning

マシュー・バーニー
最新フィルム作品『リダウト』
日本プレミア公開

1F ホール

2019.10.3111.1

  • 公式ホームページ → https://www.tomosuzuki.com/redoubt

  • お問い合せ:トモ・スズキ・ジャパン 03-5468-7172  mail@tomosuzuki.com
  • 上映期間:2019年10月31日(木)~11月1日(金)
  • 上映時間:18:30~

■上映作品
『リダウト』

■料金:1,600円均一
・前売券が完売した場合には、当日券の販売はございません。
・当日券の販売がある場合には、午前10:00より、受付を開始いたします。
・満席の場合、ご入場をお断りいたしますので、予めご了承ください。 



米国のアーティスト、マシュー・バーニー。
伝説的フィルム作品『クレマスター3』(2002)の完成をもって、長らく謎につつまれていた『クレマスター』サイクル全5章(1994-2002)の封印が解かれた。
当時、同作をロードショー公開したのが、東京都写真美術館ホールである。
それから15年を経た2017年、マシュー・バーニー『クレマスター』サイクル全5部作が東京都写真美術館ホールで再映された。
同時上映は、マシュー・バーニーがビョークと初コラボしたフィルム作品『拘束のドローイング9』(2005)だった。
そんな歴史をもつ東京都写真美術館ホールにて、今度はマシュー・バーニーによる最新フィルム作品『リダウト』を日本初公開する。


Matthew Barney, Redoubt, 2018. Production still. © Matthew Barney, courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels, and Sadie Coles HQ, London. Photo: Hugo Glendinning

『リダウト』
舞台は、マシュー・バーニーが育ったアイダホ州。その地は、ロッキー山脈に隔てられた天然の要塞。「要塞」のことを英語で“REDOUBT(リダウト)”という。
物語の下敷きは、ギリシャ神話「ディアナとアクタイオン」。狩猟の女神、ディアナは、貞節の女神でもあった。森の中で水浴していると、そこに猟師のアクタイオンが迷い込んでくる。恥ずかしさで顔を赤らめるディアナ、その裸体を隠そうとするニンフ(妖精)たち。しかし、ハンターのアクタイオンは女神の裸を見てしまう。
すると、彼の頭から角が生え、鹿の姿に変貌。かつて鹿狩りの名手として、猟犬に鹿を追わせてきたアクタイオンだが、今度は自分が鹿となり、猟犬に追われる立場に…。
そんな神話をそのまま描かず、自作の中に取り込んだ構造。銅板の彫刻作品を電気分解する過程のドキュメントとも読み取れるか?


原題:REDOUBT
2018年/アメリカ/カラー/4K DCP/134分03秒/台詞なし
制作・脚本・監督・出演:マシュー・バーニー
音楽:ジョナサン・べプラー
出演:アネット・ワクター(ディアナ)、エレノア・バウアー(コーリング・ヴァージン)、ローラ・ストークス(トラッキング・ヴァージン)ほか

配給:トモ・スズキ・ジャパン
後援:アメリカ大使館
協力:Matthew Barney、Gladstone Gallery New York and Brussels、Angie Naoko